お知らせ
この記事は、競輪グランプリ2022についてまとめた記事です。
直近の開催については、競輪グランプリ2023の記事をチェックしてみてください。
-
競輪グランプリとは?2023年の立川競輪での予想と出場選手!
続きを見る
2023年1月4日追記
競輪グランプリ2022は、福井県の「脇本雄太」選手が捲りを決めて優勝しました。
残り1周半くらいから仕掛けて、最後の直線まで走り抜けましたね。
脇本選手は賞金1億円を手に入れて、2022年の獲得賞金額が3億円を超えました。
これは1年間における史上最高の獲得賞金額らしいです。
他の選手とは別格の強さと言えるので、2023年の活躍にも注目したいところですね。
この記事では、競輪グランプリについて以下の悩みに回答していきます。
「競輪グランプリってどんなレース?」
「2022年のメンバーや並びは?」
「過去の傾向や予想のコツはある?」
競輪グランプリ(KEIRINグランプリ)は、S級S班の選手が賞金1億円を賭けて戦うレースです。
2022年は第38回の開催で、12月30日に神奈川県の平塚競輪場で開催されます。
出場選手はG1優勝者と獲得賞金上位者なので、かなりレベルの高いレースになりますね。
予想するときは、追込み選手を重視して、三連単オッズ100~400倍を狙いましょう。
ここからは、競輪グランプリの攻略法を解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
競輪グランプリ(KEIRINグランプリ)とは?
競輪グランプリ(KEIRINグランプリ)とは、例年12月30日に行われる最も格式の高いレースです。
出場選手はその年のG1優勝者と獲得賞金上位者で、9名の選手が出場します。
他のレースと違って予選などはなく、一発勝負で賞金1億円の行方が決まるところが特徴です。
また、12月28日にヤンググランプリ、12月29日にガールズグランプリも開催されます。
選手にとっても競輪ファンにとっても1年を締めくくるレースなので、ぜひ観戦してみてください。
主催者 | 持ち回り |
初代優勝者 | 中野浩一 |
初回開催年 | 1985年 |
最多優勝者 | 井上茂徳、山田裕仁(3回) |
直近優勝者 | 古性優作(2021年) |
開催回数 | 37回(2021年) |
出場選手はG1優勝者と獲得賞金上位者
競輪グランプリの出場選手はその年のG1優勝者と獲得賞金上位者で、合計9名が選出されます。
G1は年6回開催されるので、はじめにその優勝者の6名が出場権を得ますね。
そして、残った3名の枠にその年の獲得賞金上位者が入って、9名の出場選手が確定する流れです。
複数のG1を優勝した選手がいる場合は、その分だけ獲得賞金上位者の枠が増えますね。
その年に活躍した選手が集まるので、他のレースよりレベルが高く、白熱した戦いになります。
賞金1億円を賭けた一発勝負のレース
競輪グランプリの賞金は1億1880万円で、競輪のレースのなかでは最高額に設定されています。
2番目に高いのは日本選手権競輪の7,837万円なので、その差は約4,000万円もありますね。
さらに、1レースの優勝額としても世界最高額で、ギネス世界記録に認定されているみたいです。
また、競輪グランプリは他のレースと違って、予選などの勝ち上がりはありません。
9名の選手が一発勝負で約1億円の賞金を賭けて戦うのは、他のレースにはない凄いところです。
出場選手と優勝者には特典がある
出典:競輪JP
競輪グランプリに出場した9名の選手は、翌年の競輪グランプリ直前までS級S班に所属できます。
さらに、出場選手には、翌年に行われる6回のG1への優先出場権が与えられますね。
G1はレースごとに厳しい出場条件があるので、優先出場権をもらえるのは嬉しい特典です。
また、競輪グランプリ優勝者は、翌年の全てのレースで1番車に固定されます。
レースで特別有利になることはありませんが、選手としては頂点に立った証とも言えるでしょう。
ヤンググランプリとガールズグランプリも開催
出典:競輪JP
競輪では、競輪グランプリに合わせてヤンググランプリとガールズグランプリも開催されます。
ヤンググランプリは12月28日、ガールズグランプリは12月29日に行われますね。
どちらも競輪グランプリと同じく一発勝負のレースで、若手選手と女子選手の頂点を決めます。
これらは12月28日~30日の11Rに行われ、1~10Rは寺内大吉記念杯競輪が行われます。
レース当日は寺内大吉記念杯競輪の戦いを楽しみつつ、各グランプリのレースを待ちましょう。
競輪グランプリ|2022年のメンバー
競輪グランプリ2022のメンバーは、2022年のG1優勝者と獲得賞金上位者である以下の9名です。
地区・府県・選出理由もまとめたので、チェックしてみてください。
選手名 | 地区 | 府県 | 選出理由 |
---|---|---|---|
古性優作 | 近畿 | 大阪 | 「全日本選抜競輪」優勝 「高松宮記念杯競輪」優勝 |
脇本雄太 | 近畿 | 福井 | 「日本選手権競輪」優勝 「オールスター競輪」優勝 |
新田祐大 | 北日本 | 福島 | 「寛仁親王牌」優勝 |
新山響平 | 北日本 | 青森 | 「競輪祭」優勝 |
松浦悠士 | 中国 | 広島 | 獲得賞金ランキング2位 |
郡司浩平 | 南関東 | 神奈川 | 獲得賞金ランキング4位 |
守澤太志 | 北日本 | 秋田 | 獲得賞金ランキング5位 |
佐藤慎太郎 | 北日本 | 福島 | 獲得賞金ランキング6位 |
平原康多 | 関東 | 埼玉 | 獲得賞金ランキング7位 |
※敬称略
2022年のG1戦線では「古性優作」選手と「脇本雄太」選手が2つも優勝しています。
そのため、獲得賞金上位者の出場枠が例年より増えていますね。
古性選手は競輪グランプリ2021の優勝者でもあるので、今年も優勝できれば2連覇になります。
賞金ランキング
競輪JPのデータをもとに、2022年12月21日時点の獲得賞金ランキングをまとめました。
賞金ランキング上位10名の選手をまとめたので、チェックしてみてください。
順位 | 選手名 | 獲得賞金 | 府県 | 地区 |
---|---|---|---|---|
1位 | 脇本雄太 | 181,991,300円 | 福井 | 近畿 |
2位 | 松浦悠士 | 153,282,900円 | 広島 | 中国 |
3位 | 古性優作 | 139,186,300円 | 大阪 | 近畿 |
4位 | 郡司浩平 | 113,532,600円 | 神奈川 | 南関東 |
5位 | 守澤太志 | 106,494,900円 | 秋田 | 北日本 |
6位 | 佐藤慎太郎 | 105,146,200円 | 福島 | 北日本 |
7位 | 平原康多 | 93,508,000円 | 埼玉 | 関東 |
8位 | 新田祐大 | 83,320,000円 | 福島 | 北日本 |
9位 | 清水裕友 | 77,092,500円 | 山口 | 中国 |
10位 | 新山響平 | 76,241,000円 | 青森 | 北日本 |
※敬称略
この10名のうち「清水裕友」選手は出場枠の都合で競輪グランプリに出場できませんでした。
逆に言えば、競輪グランプリの出場選手は全員ランキング上位者となっています。
特に「脇本雄太」選手は他の選手より獲得賞金が多いので、別格の強さと言えるでしょう。
車番・枠番と並び予想
競輪グランプリ2022の車番は、12月20日に行われた共同記者会見でこのように発表されました。
1~3番車が1~3枠、4・5番車が4枠、6・7番車が5枠、8・9番車が6枠ですね。
- 1番車(1枠)・・・「古性優作」選手
- 2番車(2枠)・・・「郡司浩平」選手
- 3番車(3枠)・・・「新山響平」選手
- 4番車(4枠)・・・「守澤太志」選手
- 5番車(4枠)・・・「松浦悠士」選手
- 6番車(5枠)・・・「平原康多」選手
- 7番車(5枠)・・・「新田祐大」選手
- 8番車(6枠)・・・「佐藤慎太郎」選手
- 9番車(6枠)・・・「脇本雄太」選手
また、共同記者会見の選手コメントから、並び予想は「3748/91/5/2/6」の二分戦となりました。
北日本の選手が4名ラインを組んでいるので、他の地区の選手より有利ですね。
2名ラインの近畿地区や単騎になった3名の選手が、どう戦うのかにも注目したいところです。
競輪グランプリの歴代優勝者と過去の傾向
直近20開催の競輪グランプリについて、歴代優勝者や過去のレース結果をまとめました。
2022年の出場選手を赤太字にしたので、チェックしてみてください。
開催年 | 優勝者 | 車番 | 決まり手 | 三連単オッズ |
---|---|---|---|---|
2021年 | 古性優作 | 4番車 | 捲り | 105.2倍 |
2020年 | 和田健太郎 | 4番車 | 差し | 2216.5倍 |
2019年 | 佐藤慎太郎 | 4番車 | 差し | 1439.2倍 |
2018年 | 三谷竜生 | 1番車 | 差し | 214.4倍 |
2017年 | 浅井康太 | 9番車 | 差し | 282.3倍 |
2016年 | 村上義弘 | 3番車 | 捲り | 415.6倍 |
2015年 | 浅井康太 | 6番車 | 差し | 77.2倍 |
2014年 | 武田豊樹 | 2番車 | 捲り | 192.8倍 |
2013年 | 金子貴志 | 3番車 | 差し | 239.3倍 |
2012年 | 村上義弘 | 4番車 | 捲り | 848.0倍 |
2011年 | 山口幸二 | 2番車 | 差し | 621.5倍 |
2010年 | 村上博幸 | 7番車 | 差し | 357.1倍 |
2009年 | 海老根恵太 | 9番車 | 差し | 115.5倍 |
2008年 | 井上昌己 | 7番車 | 差し | 396.9倍 |
2007年 | 伏見俊昭 | 3番車 | 差し | 374.7倍 |
2006年 | 有坂直樹 | 5番車 | 差し | 633.4倍 |
2005年 | 加藤慎平 | 4番車 | 差し | 1457.4倍 |
2004年 | 小野俊之 | 9番車 | 差し | 329.4倍 |
2003年 | 山田裕仁 | 6番車 | 差し | 370.7倍 |
2002年 | 山田裕仁 | 9番車 | 捲り | 60.5倍 |
※敬称略
歴代優勝者のなかで、2022年も出場するのは「古性優作」選手と「佐藤慎太郎」選手の2名です。
逆に「脇本雄太」選手や「新田祐大」選手は意外にも優勝経験がありません。
優勝経験がある2名については、同じラインの選手を勝たせる走りをするかもしれませんね。
3・4・9番車の優勝が多い
直近20開催の競輪グランプリについて、車番ごとの優勝回数の割合を上の表にまとめました。
上の表から、直近20開催で優勝回数が多いのは3・4・9番車だとわかりますね。
逆に、直近20開催で1・5番車は優勝が1回しかなく、8番車に至っては優勝が一度もありません。
ただし、競輪は車番による有利・不利があまりないので偶然の結果とも考えられます。
基本的には他の予想材料を重視しつつ、車番は迷ったときの参考程度にするのがおすすめです。
差しが決まりやすい
直近20開催の競輪グランプリについて、優勝者の決まり手の割合を上の表にまとめました。
上の表から、直近20開催では差して1着をとった選手が多いことがわかりますね。
そのため、競輪グランプリ2022を予想するときは、追込み選手の1着を狙うのがおすすめです。
逆に、直近20開催の競輪グランプリでは逃げて1着をとった選手がいません。
競輪グランプリ2022を予想するときは、逃げ選手の評価を普段より下げるようにしましょう。
オッズ100~400倍が出やすい
直近20開催の競輪グランプリについて、三連単のオッズごとの出現率を上の表にまとめました。
上の表から、直近20開催ではオッズ100~400倍がよく出ていることがわかりますね。
逆に、直近20開催でオッズ100倍未満は2回しか出ておらず、鉄板の決着は少なくなっています。
このことから、競輪グランプリ2022では穴狙いの買い目を買うのがおすすめです。
例えば、人気選手の1着を買うなら、2着は不人気の選手を買うと高配当を狙いやすいでしょう。
競輪グランプリ|2022年の予想のコツ
競輪グランプリ2022の予想のコツは、追込み選手の評価を普段よりも上げることです。
また、三連単オッズ100~400倍を狙うと期待値が高くなりやすいですね。
他には、東風や南風が強いときは、追込み選手をさらに重視してみてください。
これらは、直近20開催の結果や平塚競輪場の特徴から分析しました。
普段と同じような予想材料を使いつつ、これらのコツを使って的中を目指しましょう。
予想のコツ1|追込み選手を狙う
出典:競輪JP
競輪グランプリ2022の予想のコツの1つ目は、追込み選手の評価を普段よりも上げることです。
これは、直近20開催の競輪グランプリで差しの1着が多かったからですね。
さらに、平塚競輪場では差しの2着が出やすいので「差-差」が狙い目になると考えられます。
並び予想から、差しを狙いそうなのは「守澤太志」選手や「古性優作」選手です。
また、単騎の「平原康多」選手や「松浦悠士」選手も差しが得意なので、狙い目になりますね。
予想のコツ2|オッズ100~400倍を狙う
出典:競輪JP
競輪グランプリ2022の予想のコツの2つ目は、三連単のオッズ100~400倍を狙うことです。
これは、直近20開催のうち11開催でオッズ100~400倍が出ているからですね。
また、競輪グランプリでは、オッズ100~400倍の買い目が100~150通りくらいあります。
このうち、20~50点くらいの買い目を買うと、期待値がプラスになりそうです。
競輪グランプリ2022では、不人気選手の1着やスジ違い決着で穴狙いをしてみてください。
予想のコツ3|風の強さを確認する
競輪グランプリ2022の予想のコツの3つ目は、東風や南風が強いときは追込み選手を狙うことです。
これは、平塚競輪場の近くに海や川があり、レースが風の影響を受けるからですね。
東風や南風はバンクの2コーナー側から吹き込み、2センター側の観客席に当たって跳ね返ります。
すると、選手のハンドルが外に持っていかれ、逃げや捲りの内が空くらしいです。
この状況では、番手や三番手の選手が内を抜きやすくなるため、1・2着をとりやすくなりますね。
競輪グランプリ|おすすめのニュースや動画
ここからは、競輪グランプリ2022について、おすすめのニュースや動画を紹介します。
脇本雄太「近畿の先頭で力を出し切る」新田祐大「北日本の番手」 全選手コメント詳細/GP会見
2022年の競輪NO・1レーサー決定戦「KEIRINグランプリ2022」(12月30日・平塚競輪場)出場メンバーの共同記者会見が20日、都内ホテルで行われ、各選手が並び、作戦、コンディション、意気込みなどを語った。
出典:日刊スポーツ
このニュースでは、2022年12月20日に行われた共同記者会見の選手コメントがまとめられています。
選手ごとに、最近の調子・意気込み・並びなどをコメントしていますね。
どの選手も競輪グランプリ2022に向けて、調子を上げているコメントが多かったです。
【競輪グランプリ予想 2022】12/30|平塚Keirinグランプリを今年も大予想!
出典:函館競輪チャンネル
この動画は、函館競輪場の公式YouTubeチャンネルで公開されてる競輪グランプリの予想動画です。
実況アナウンサーと解説がレース展開から買い目まで解説してくれています。
初心者はレース展開を予想する参考になるので、よかったらチェックしてみてください。
競輪グランプリ|よくある質問
ここからは、競輪グランプリについてのよくある質問に回答していきます。
入場制限はある?
競輪グランプリ2022の入場制限は、入場者が2万人を超えると行われるようです。
事前抽選などはなかったので、入場できるかは先着順になりますね。
共同記者会見・前夜祭はいつ?
競輪グランプリ2022の共同記者会見・前夜祭は、2022年12月20日に行われました。
ライブ中継はありましたが、動画を振り返ることはできなさそうですね。
2023年はどこで開催?
競輪グランプリ2023は、2023年12月30日に東京都の立川競輪場で開催されます。
立川競輪場で開催されるのは、2019年以来4年ぶりですね。
競輪グランプリ|まとめ
競輪グランプリについて、この記事のポイントをおさらいします。
- 2022年12月30日に平塚競輪場で開催
- 出場選手はG1優勝者と獲得賞金上位者
- 賞金1億円を賭けた一発勝負のレース
- 予想のコツ1|追込み選手を狙う
- 予想のコツ2|オッズ100~400倍を狙う
- 予想のコツ3|風の強さを確認する
競輪グランプリ2022は、賞金約1億円を賭けた1年を締めくくる一発勝負のビッグレースです。
9名の出場選手は超一流選手なので、白熱した戦いになることでしょう。
車券を買うときは、追込み選手を重視して三連単オッズ100~400倍を狙うのがおすすめです。
また、東風や南風が強いときは、追込み選手をさらに重視してみてください。
1年に一度だけのビッグレースで誰が賞金1億円を手に入れるのか、私も今から楽しみですね。
おすすめの関連記事