この記事では、競輪の級班について、以下の疑問に回答していきます。
「級班ってなに?入れ替え時期は?」
「2023年後期の次期級班は?」
「級班をレースの予想に活かすには?」
競輪の級班とは、選手を実力順に6つのランク(SS・S1・S2・A1・A2・A3)に分けたものです。
定期昇級は1月と7月に行われ、選手の半年間の成績をもとに次期級班が決定します。
2023年7月1日からは新しい級班になるので、級班が変わる選手には注目しておきましょう。
昇級した選手は上がり調子、降級した選手は下がり調子と考えることができます。
ここからは、級班の基礎知識と予想のコツを解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。


競輪の級班とは?
競輪の級班とは、選手を実力順に6つのランク(SS・S1・S2・A1・A2・A3)に分けたものです。
級班が高い選手ほどグレードの高いレースに出場できて、稼ぎも多くなります。
選手のユニフォームは級班ごとに違うので、レース中でも確認しやすくなっていますね。
また、ガールズケイリンでは、全選手がL級1班に所属する仕組みになっています。
ここからは、競輪の級班についての基礎知識や仕組みを解説するので、確認してみてください。
級班の基礎知識
- 選手が6つのランクに分けられる
- 級班ごとに出場レースが違う
- 級班によってユニフォームが違う
- ガールズケイリンは全てL級1班

競輪選手はS級とA級の2クラスに分けられています。さらにS級はS班、1班、2班に分けられ、A級は1班~3班に分けられています。競輪学校卒業後の新人選手は、まずA級3班に格付けされます。年に2回、成績によって各級班の昇降が行われます。
選手が6つのランクに分けられる
競輪では、競走成績によって、選手がSS・S1・S2・A1・A2・A3の6つのランクに分けられます。
成績が良いほど高いランクになるので、ランクの高い選手は強い選手と言えるでしょう。
例えば、S級S班には、前年の競輪グランプリに出場した9名の選手だけが所属することができます。
一方、A級3班には、デビューしたばかりの新人選手や調子の悪い選手が所属しますね。
競輪初心者が選手の実力を知りたいときは、まずはその選手の級班を確認するのがおすすめです。

また、この記事を書いている2023年6月28日時点では、各選手数はこのようになっていました。
- S級S班・・・9名
- S級1班・・・209名
- S級2班・・・461名
- A級1班・・・503名
- A級2班・・・532名
- A級3班・・・517名
この時点では、競輪選手は全2,231名なので、S級選手は上位30%くらいの実力者となります。
さらに、S級1班以上は上位10%、S級S班は上位0.4%くらいになりますね。
このことから、S級1班以上の選手は、選手全体のなかでもかなり強い選手だとわかるでしょう。

級班ごとに出場レースが違う
競輪では、選手の級班によって、出場できるレースのグレード(格付け)が決まっています。
級班が高いほどグレードの高いレースに出場できて、獲得賞金も多くなりますね。
例えば、S級1班の選手は主にG1~G3とF1に出場できて、平均年収が約1,800万円となっています。
また、競輪では、S級選手とA級選手が同じレースを走ることはありません。
S級選手同士、A級選手同士のレースにすることで、実力差が小さくなるようにしていますね。

級班によってユニフォームが違う
出典:KEIRIN + SS|競輪S級S班オフィシャルサイト
競輪では、選手の級班によって、レース中に身に付けるユニフォームのデザインが違います。
A級のズボンは、班に関わらず黒ベースに緑ラインが入っていますね。
一方、S級のズボンは、S班なら赤ベースに黒ライン、1・2班なら黒ベースに赤ラインです。
また、ユニフォームのヘルメットやシャツは、車番ごとに色が決まっています。
具体的には1~9番車の順番に、白、黒、赤、青、黄、緑、橙、ピンク、紫となっていますね。

ガールズケイリンは全てL級1班
ガールズケイリンでは、男子競輪と違って級班が1つしかなく、全選手がL級1班に所属します。
これは、女子選手の人数が少なく、選手をランク分けできないからでしょう。
通算勝率80%以上の実力者も、デビューしたばかりの新人選手も、全てL級1班になるわけですね。
選手間の実力差が大きいので、ガールズケイリンは実力通りの決着になりやすいです。
そのため、鉄板狙いでコツコツ稼ぎたい方は、ガールズケイリンの車券を買ってみてください。

競輪の級班|ランクごとの特徴は?
競輪の級班について、SS・S1・S2・A1・A2・A3のランクごとの特徴を詳しく解説していきます。
まず、S級S班は競輪界を代表する選手で、たったの9名しか所属できません。
次に、S級1班は上位10%の実力者、S級2班はS級1班の選手にあと少しで届かない選手です。
また、A級1班はA級選手を引っ張る選手、A級2班は一人前の選手と言えます。
最後に、A級3班は新人選手がデビュー後に所属する級班で、成績が悪い選手も所属していますね。

競輪の級班ごとの特徴
- S級S班は競輪界を代表するトップ選手
- S級1班は成績上位10%の超一流選手
- S級2班は成績上位30%の一流選手
- A級1班はA級戦を引っ張る中堅選手
- A級2班は人数が最も多い一般選手
- A級3班は新人選手や成績の悪い選手
S級S班は競輪界を代表するトップ選手
競輪のS級S班は、競輪界を代表するトップ選手で、前年の競輪グランプリ出場者が所属します。
たったの9名しか所属できないので、選手全体の上位0.4%しかなれません。
主な出場レースはG1~G3で、競輪グランプリ以外の特別競輪への優先出場権を持っています。
赤ベースに黒ラインの特別なズボンをはいているので、レース中でも目立ちますね。
何年も連続でS級S班に所属している選手は本当に強い選手なので、選手名を覚えておきましょう。

S級1班は成績上位10%の超一流選手
競輪のS級1班は、成績上位10%の超一流選手で、S級のなかでも評価点の高い選手が所属します。
具体的には、2023年後期は評価点119.79~113.64の選手がS級1班になりました。
主な出場レースはG1~G3とF1のS級戦で、特別競輪ではS級S班の選手と同じく優勝候補になります。
ズボンはS級S班とは逆に、黒ベースに赤ラインのデザインとなっていますね。
S級S班から降班した選手もいるので、上位の選手はS級S班と紙一重の実力差と言えるでしょう。

S級2班は成績上位30%の一流選手
競輪のS級2班は、成績上位30%の一流選手で、S級のなかでは評価点の低い選手が所属します。
具体的には、2023年後期は評価点103.20~90.91の選手がS級2班になりました。
主な出場レースはG3とF1のS級戦で、成績上位の選手はG1・G2に出場することもありますね。
S級のなかでは実力下位の選手なので、S級戦では苦戦を強いられることが多いです。
その分、高いオッズが付きやすいので、レース展開を考えて活躍しそうなら買ってみましょう。

A級1班はA級戦を引っ張る中堅選手
競輪のA級1班は、A級戦を引っ張る中堅選手で、A級のなかでは評価点の高い選手が所属します。
具体的には、2023年後期は評価点97.47~84.26の選手がA級1班になりました。
主な出場レースはF1・F2のA級戦で、ズボンのデザインは黒ベースに緑ラインが入っています。
A級戦のなかでは実力上位の選手なので、A級戦では車券に絡むことが多いです。
ただし、実力下位の選手はA級2班の選手に負けることもあるので、競走得点を確認しましょう。

A級2班は人数が最も多い一般選手
競輪のA級2班は、人数が最も多い一般選手で、A級のなかでは評価点の低い選手が所属します。
具体的には、2023年後期は評価点84.81~65.57の選手がA級2班になりました。
主な出場レースはF1・F2のA級戦で、ズボンはA級1班と同じ黒ベースに緑ラインのデザインです。
選手間の実力差が他の級班よりも大きいので、競走得点はきちんと確認しましょう。
特に、A級3班から特別昇班してきた新人選手は、他のA級2班の選手よりも活躍しやすいですね。

A級3班は新人選手や成績の悪い選手
競輪のA級3班は、デビュー直後の新人選手やA級1・2班よりも評価点の低い選手が所属します。
具体的には、2023年後期は評価点80.51~55.65の選手がA級3班になりました。
主な出場レースはF2のチャレンジレースで、A級1・2班の選手と一緒に走ることはありません。
デビュー直後の新人選手はデータが少ないので、調子をきちんと確認しましょう。
また、代謝直前の選手は勝負駆けをすることもあるので、6月と10月は注意してみてください。

競輪の級班|入れ替えの時期やランク分けの仕組みは?
競輪の級班の入れ替えは、定期昇級という仕組みによって、毎年1月と7月に行われています。
定期昇級では、前年の半年間の成績をもとに成績上位と成績下位が入れ替わりますね。
また、一定の条件を満たせば、定期昇級を待たずに昇級できる特別昇級という仕組みもあります。
特別昇級した選手は勢いがあるので、選手名を覚えておくのがおすすめです。
ここからは、級班の入れ替え時期と仕組みを解説するので、初心者は参考にしてみてください。

級班の入れ替え時期は1月と7月
競輪の級班の入れ替えは、定期昇級という仕組みによって、毎年1月と7月に行われています。
これは、競輪の1年間が前期(1~6月)と後期(7~12月)に分けられているからです。
定期昇級では、前年の同じ期の競走成績をもとに、当年の級班が決まる仕組みになっています。
例えば、2023年後期の級班は、2022年後期の成績によって決まっているわけですね。
級班は半年~1年以上前の成績で決まるので、最近の調子が反映されにくいことには注意です。

定期昇級では評価点の上位と下位が入れ替わる
競輪の定期昇級では、はじめに半年間の選手の評価点を「平均競走得点-失格点」で計算します。
平均競走得点は「競走得点の合計/出走回数」、失格点は「失格回数×3」ですね。
次に、S級2班の選手の評価点下位150名と、A級1班の選手の評価点上位150名を入れ替えます。
また、A級2班とA級3班の間でも、評価点の上位下位の120名を入れ替えますね。
最後に、S級1・2班とA級1・2・3班を評価点をもとに振り分ければ、級班の入れ替えは完了です。

特別昇級・特別昇班には2つの方法がある
競輪では、A級1・2班からS級2班への特別昇級や、A級3班からA級2班への特別昇班があります。
まず、特昇・特班のやり方の1つ目は、3場所連続で完全優勝することです。
1場所は3レースで、完全優勝は全て1着での優勝なので、9レース連続で1着をとれば達成ですね。
次に、特昇・特班のやり方の2つ目は、レインボーカップで3着以内に入ることです。
レインボーカップは6月と12月に行われ、各期の初め3ヵ月間の競走得点上位9名が出場できます。

競輪の次期級班|2023年前期→2023年後期の昇級と降級は?
競輪の次期級班について、2023年前期→2023年後期のS級1班の昇級・降級をまとめました。
S級1班に昇級した選手のなかでは「中野慎詞」選手に注目しています。
中野選手は、2022年1月にデビューした新人選手で、わずか1年半でS級1班になりましたね。
一方、S級1班から降級した選手のなかでは「合志正臣」選手に注目です。
合志選手は特別競輪の優勝経験もあるベテラン選手ですが、23年ぶりのA級戦となりました。

S級1班に昇級した選手の一覧(2023年後期)
選手名 | 登録府県 | 2023年後期 | 2023年前期 | |
---|---|---|---|---|
1 | 高橋陽介 | 青森県 | S1 | S2 |
2 | 坂本貴史 | 青森県 | S1 | S2 |
3 | 坂本周作 | 青森県 | S1 | S2 |
4 | 佐藤友和 | 岩手県 | S1 | S2 |
5 | 中野慎詞 | 岩手県 | S1 | S2 |
6 | 菅田壱道 | 宮城県 | S1 | S2 |
7 | 根本哲吏 | 秋田県 | S1 | S2 |
8 | 佐藤愼太郎 | 福島県 | S1 | S2 |
9 | 渡部幸訓 | 福島県 | S1 | S2 |
10 | 須永優太 | 福島県 | S1 | S2 |
11 | 杉本正隆 | 茨城県 | S1 | S2 |
12 | 金子真也 | 群馬県 | S1 | S2 |
13 | 岡光良 | 埼玉県 | S1 | S2 |
14 | 中田健太 | 埼玉県 | S1 | S2 |
15 | 朝倉佳弘 | 東京都 | S1 | S2 |
16 | 河村雅章 | 東京都 | S1 | S2 |
17 | 鈴木庸之 | 新潟県 | S1 | S2 |
18 | 近藤隆司 | 千葉県 | S1 | S2 |
19 | 齊藤竜也 | 神奈川県 | S1 | S2 |
20 | 桐山敬太郎 | 神奈川県 | S1 | S2 |
21 | 大塚玲 | 神奈川県 | S1 | S2 |
22 | 嶋津拓弥 | 神奈川県 | S1 | S2 |
23 | 北井佑季 | 神奈川県 | S1 | S2 |
24 | 簗田一輝 | 静岡県 | S1 | S2 |
25 | 笠松信幸 | 愛知県 | S1 | S2 |
26 | 岡本総 | 愛知県 | S1 | S2 |
27 | 志田龍星 | 岐阜県 | S1 | S2 |
28 | 谷口遼平 | 三重県 | S1 | S2 |
29 | 宮越孝治 | 富山県 | S1 | S2 |
30 | 渡辺十夢 | 福井県 | S1 | S2 |
31 | 高久保雄介 | 京都府 | S1 | S2 |
32 | 窓場千加頼 | 京都府 | S1 | S2 |
33 | 三谷将太 | 奈良県 | S1 | S2 |
34 | 松村友和 | 大阪府 | S1 | S2 |
35 | 南修二 | 大阪府 | S1 | S2 |
36 | 福永大智 | 大阪府 | S1 | S2 |
37 | 河端朋之 | 岡山県 | S1 | S2 |
38 | 才迫開 | 広島県 | S1 | S2 |
39 | 湊聖二 | 徳島県 | S1 | S2 |
40 | 山形一気 | 徳島県 | S1 | S2 |
41 | 久米康平 | 徳島県 | S1 | S2 |
42 | 佐々木則幸 | 高知県 | S1 | S2 |
43 | 田尾駿介 | 高知県 | S1 | S2 |
44 | 門田凌 | 愛媛県 | S1 | S2 |
45 | 大坪功一 | 福岡県 | S1 | S2 |
46 | 山口敦也 | 佐賀県 | S1 | S2 |
47 | 松川高大 | 熊本県 | S1 | S2 |
48 | 塚本大樹 | 熊本県 | S1 | S2 |
49 | 伊藤旭 | 熊本県 | S1 | S2 |
50 | 尾形鉄馬 | 宮城県 | S1 | A1 |
敬称略
参考サイト:KEIRIN.JP
S級1班に昇級した選手の一覧(2023年後期)についてKEIRIN.JPのデータをもとにまとめました。
上記50名のなかでも、私が注目しているのは岩手県の「中野慎詞」選手です。
中野選手は、2022年1月にデビューした新人選手で、わずか1年半でS級1班になりましたね。
2022年のF1では、1着率83.3%、2連対率95.8%、3連対率100.0%の大活躍でした。
S級1班になって、G1~G3の出場も増えてくると思うので、今後の活躍に期待したいところです。

S級1班から降級した選手の一覧(2023年後期)
選手名 | 登録府県 | 2023年後期 | 2023年前期 | |
---|---|---|---|---|
1 | 五日市誠 | 青森県 | S級2班 | S級1班 |
2 | 木村弘 | 青森県 | S級2班 | S級1班 |
3 | 櫻井祐太郎 | 宮城県 | S級2班 | S級1班 |
4 | 佐藤一伸 | 福島県 | S級2班 | S級1班 |
5 | 酒井雄多 | 福島県 | S級2班 | S級1班 |
6 | 河野通孝 | 茨城県 | S級2班 | S級1班 |
7 | 山下渡 | 茨城県 | S級2班 | S級1班 |
8 | 芦澤辰弘 | 茨城県 | S級2班 | S級1班 |
9 | 朝倉智仁 | 茨城県 | S級2班 | S級1班 |
10 | 神山雄一郎 | 栃木県 | S級2班 | S級1班 |
11 | 金子幸央 | 栃木県 | S級2班 | S級1班 |
12 | 小林大介 | 群馬県 | S級2班 | S級1班 |
13 | 稲村好将 | 群馬県 | S級2班 | S級1班 |
14 | 天田裕輝 | 群馬県 | S級2班 | S級1班 |
15 | 木暮安由 | 群馬県 | S級2班 | S級1班 |
16 | 恩田淳平 | 群馬県 | S級2班 | S級1班 |
17 | 小林泰正 | 群馬県 | S級2班 | S級1班 |
18 | 武藤篤弘 | 埼玉県 | S級2班 | S級1班 |
19 | 黒沢征治 | 埼玉県 | S級2班 | S級1班 |
20 | 田中晴基 | 千葉県 | S級2班 | S級1班 |
21 | 武田憲祐 | 神奈川県 | S級2班 | S級1班 |
22 | 佐藤龍二 | 神奈川県 | S級2班 | S級1班 |
23 | 堀内俊介 | 神奈川県 | S級2班 | S級1班 |
24 | 萩原孝之 | 静岡県 | S級2班 | S級1班 |
25 | 高橋和也 | 愛知県 | S級2班 | S級1班 |
26 | 不破将登 | 岐阜県 | S級2班 | S級1班 |
27 | 松岡篤哉 | 岐阜県 | S級2班 | S級1班 |
28 | 川口公太朗 | 岐阜県 | S級2班 | S級1班 |
29 | 長尾拳太 | 岐阜県 | S級2班 | S級1班 |
30 | 西村光太 | 三重県 | S級2班 | S級1班 |
31 | 藤井昭吾 | 滋賀県 | S級2班 | S級1班 |
32 | 川村晃司 | 京都府 | S級2班 | S級1班 |
33 | 畑段嵐士 | 京都府 | S級2班 | S級1班 |
34 | 山本伸一 | 奈良県 | S級2班 | S級1班 |
35 | 中井俊亮 | 奈良県 | S級2班 | S級1班 |
36 | 村田雅一 | 兵庫県 | S級2班 | S級1班 |
37 | 黒田淳 | 岡山県 | S級2班 | S級1班 |
38 | 西田雅志 | 広島県 | S級2班 | S級1班 |
39 | 濱田浩司 | 愛媛県 | S級2班 | S級1班 |
40 | 田中誠 | 福岡県 | S級2班 | S級1班 |
41 | 松尾信太郎 | 福岡県 | S級2班 | S級1班 |
42 | 原口昌平 | 福岡県 | S級2班 | S級1班 |
43 | 大塚健一郎 | 大分県 | S級2班 | S級1班 |
44 | 島田竜二 | 熊本県 | S級2班 | S級1班 |
45 | 松岡貴久 | 熊本県 | S級2班 | S級1班 |
46 | 伊原克彦 | 福井県 | A級1班 | S級1班 |
47 | 西岡正一 | 和歌山県 | A級1班 | S級1班 |
48 | 合志正臣 | 熊本県 | A級1班 | S級1班 |
敬称略
参考サイト:KEIRIN.JP
S級1班から降級した選手の一覧(2023年後期)についてKEIRIN.JPのデータをもとにまとめました。
上記48名のなかでも、私が注目しているのは岩手県の「合志正臣」選手です。
合志選手は、1998年にデビューしたベテラン選手で、2006年には特別競輪を2つも優勝しています。
しかし、2022年後期は成績が悪かったようで、23年ぶりのA級降級となりました。
S級戦では苦戦を強いられましたが、A級戦ではまだまだ戦えると思うので復活に期待したいですね。

競輪の級班|予想に活かす方法は?
競輪の級班を予想に活かすコツは、選手の実力を判断するときの予想材料にすることです。
ただし、競輪ではS級、A級1・2班、A級3班のそれぞれでレースが分かれています。
級班だけでは選手の実力を判断しにくいので、競走得点や直近成績も参考にしましょう。
また、級班が変わった選手や特別昇級・昇班した選手に注目するのもおすすめです。
ここからは、競輪の級班を予想に活かすコツを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
級班を予想に活かす方法
- 競走得点や直近成績も参考にする
- 級班が変わった選手に注目する
- 特別昇級・昇班した選手に注目する

競走得点や直近成績も参考にする
級班を予想に活かすコツの1つ目は、最終的には競走得点や直近成績を参考にすることです。
これは、競輪のレースは、基本的に近い級班の選手同士で行われるからですね。
また、級班は前年の同じ期の競走成績をもとに決められるので、直近の調子は反映されません。
そのため、選手の実力を判断するためには、級班だけでは不十分と言えます。
出走表には直近4ヵ月間の競走得点や直近成績が載っているので、そちらも活用しましょう。

級班が変わった選手に注目する
級班を予想に活かすコツの2つ目は、前の期と級班が変わった選手に注目してみることです。
これは、S級戦とA級戦では明らかにレースのレベルが違うからですね。
A級戦では活躍できてS級に昇級した選手でも、S級戦では通用しない可能性があります。
逆に、S級からA級に降級した選手でも、A級なら活躍できるかもしれません。
前の期と級班が変わった選手については、変更後の級班になってからの成績を確認しましょう。

特別昇級・昇班した選手に注目する
級班を予想に活かすコツの3つ目は、特別昇級・特別昇班した選手に注目することです。
これは、特昇・特班した選手は、前の級班では別格の強さだったからですね。
選手が得らえる競走得点は、出場するレースのグレードによって上限が決まっています。
そのため、デビュー直後の選手は実力がS級でも、競走得点は高くなりません。
特昇・特班した選手については、競走得点が低くても活躍できる可能性を考えましょう。

競輪の級班|よくある質問
ここからは、競輪の級班についてのよくある質問に回答していきます。
競輪選手が昇級・降級する条件は?
競輪選手が昇級・降級する条件は、基本的には1月と7月の定期昇級になります。
また、昇級については、特別昇級という制度もありますね。
競輪の昇級降級の得点や点数は?(2023年後期)
競輪の昇級降級の得点や点数は、S級1班が115.40~103.23、S級2班が103.20~90.91でした。
また、A級1班は97.47~84.26、A級2班は84.81~65.57で、A級3班はそれ以下でしたね。
競輪選手は稼げない?退職金はある?
競輪選手は、A級3班でも平均年収が約600万円なので、稼げないことはなさそうです。
また、一定期間選手をやっていると、退職金ももらえるらしいですね。
競輪のS級S班・S級1班・S級2班の年収は?
競輪選手の年収は、S級S班が約13,000万円、S級1班が約2,600万円、S級2班が約1,500万円です。
2023年にS級S班になった「脇本雄太」選手は、2022年に約3億円を稼ぎましたね。
競輪のA級1班・A級2班・A級3班の年収は?
競輪選手の年収は、A級1班が約1,150万円、A級2班が約960万円、A級3班が約820万円です。
S級より出場できるレースのグレードが低いので、獲得賞金も低くなりますね。
参考サイト


競輪の級班|まとめ
競輪の級班について、この記事のポイントをおさらいします。
- 選手が6つのランクに分けられる
- 級班ごとに出場レースが違う
- ガールズケイリンでは全選手がL級1班
- 級班の入れ替え時期は1月と7月
- 評価点の上位と下位が入れ替わる
競輪の級班はSS・S1・S2・A1・A2・A3の6つで、前年の同じ期の競走成績で決まります。
直近の調子は反映されにくいので、競走得点や直近成績を参考にしましょう。
他にも、前の期と級班が変わった選手や、特昇・特班した選手に注目するのもおすすめです。
また、次回の定期昇級(2023年後期→2024年前期)は、2024年1月1日に行われます。
2023年12月頃に次期に向けて記事をリニューアルするので、よければまた見に来てください。


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