競輪の333バンク

競輪の333バンクの特徴は?予想のコツと実際のレースを解説!

「競輪の333バンクってなに?」

「333バンクの特徴や予想のコツが知りたい!」

「333バンクの実際のレース展開は?」

という方に向けて、この記事では競輪の333バンクについてまとめました。

競輪では、バンクの特徴を活かして予想することで、的中率や回収率を上げることができます。

333バンクについて一緒に勉強して、競輪勝ち組を目指しましょう。

決まり手の傾向や出走表で注目するポイントを解説します。

 

競輪の333バンクとは?

意味

競輪の333バンクとは、周長(バンクの1周の長さ)が333mのバンクのことです。

バンクは、競輪のレースで使うコースのことで、周長ごとに333バンク、400バンク、500バンクの3種類があります。

つまり、333バンクは、競輪のコースのなかで周長が最も短いコースということですね。

1周333mだから、333バンクなんだな!

ただし、周長が短いからと言って、レース距離が他のバンクに比べて短いわけではありません。

競輪では、周回数を調整することで、どのバンクでもレース距離が約2,000mになるように調整されているからです。

333バンクの場合、バンクを6周したらゴールになりますね。

ちなみに、400バンクは5周したらゴールで、500バンクは4周したらゴールです。

 

333バンクの競輪場一覧

日本地図

333バンクの競輪場を一覧にまとめました。

競輪場 住所
前橋 群馬県前橋市岩神町1丁目2−2−2−1
松戸 千葉県松戸市上本郷594
小田原 神奈川県小田原市城山4丁目10−1
伊東 静岡県伊東市岡1280
富山 富山県富山市岩瀬池田町8−2
奈良 奈良県奈良市秋篠町98
防府 山口県防府市国分寺町8−2

現在、全国には43カ所の競輪場がありますが、333バンクは7カ所しかありません(400バンクは31カ所、500バンクは5カ所)。

333バンクは、珍しいバンクということですね。

また、前橋競輪場は333バンクに分類していますが、厳密には周長が335mのバンクです。

開発当初は周長333mのバンクだったのですが、退避スペースを拡張するために周長を335mにしたようですね。

333バンクは、全国で7カ所しかないぜ!
群馬、千葉、富山、奈良、山口には333バンクしかないけど、神奈川、静岡には別の周長のバンクもあるよ。

 

競輪の333バンクの特徴は?

選ぶ

バンクにはいくつか特徴がありますが、そのなかでも特に大切なのは「みなし直線の長さ」と「センター部路面傾斜」です。

みなし直線の長さはゴール前からゴールまでの直線の長さで、センター部路面傾斜はコーナー部分の中心部がどのくらい傾いているのかを表した数値ですね。

この2つの部分が違うと、決まり手の傾向が変わってきます。

333バンクの競輪場について、「みなし直線の長さ」「センター部路面傾斜」「決まり手」をまとめました。

競輪場みなし直線の長さセンター部路面傾斜逃げ捲り差し
前橋46.7m36°0′0″28%39%33%
松戸38.2m29°44′42″27%42%31%
小田原36.1m35°34′12″25%35%40%
伊東46.6m34°41′9″24%40%36%
富山43.0m33°41′24″25%36%39%
奈良38.0m33°25′47″32%37%31%
防府42.5m34°41′9″25%33%42%
全国平均53.9m31°49′46″22%35%43%

決まり手は1着のデータ
データ:KEIRIN.JP

上の表から、333バンクは全国平均と比べて、みなし直線が短く、センター部路面傾斜がきついことがわかります。

また、決まり手については、逃げや捲りが決まりやすくなっていることがわかります。

逃げや捲りが決まりやすいということは、先行選手が1着をとりやすいということですね。

333バンクの競輪場で車券を買うときは、普段よりも先行選手に注目して買い目を決めてみましょう。

ここからは、それぞれの特徴について簡単に解説していきます。

333バンクはみなし直線が短い

333バンクはみなし直線が短い

333バンクでは、全国平均と比べて、みなし直線が短くなっています。

みなし直線が短いと、先行選手が逃げや捲りを決めやすくなります。

これは、先行選手が最後の直線をトップスピードで駆け抜けやすいからです。

番手選手や三番手選手は、差しを狙ってもあと一歩で届かないということが多くなってしまうわけですね。

333バンクでは、最後の直線で逆転劇が起こりにくいんだな!

333バンクはセンター部路面傾斜がきつい

333バンクはセンター部路面傾斜がきつい

333バンクでは、全国平均と比べて、センター部路面傾斜がきつくなっています。

センター部路面傾斜がきついと、先行選手が逃げを決めやすくなります。

これは、後ろから捲りを狙う選手が、先頭の選手とコーナー部分で並走したときに重力がかかりやすいからです。

最後のコーナー部分では捲りにくいので、捲りたければ残り半周くらいから勝負を仕掛けなければいけません。

333バンクでは、捲りを決めにくくなっているわけですね。

333バンクは逃げや捲りが決まりやすい

333バンクは逃げや捲りが決まりやすい

333バンクでは、全国平均と比べて、逃げや捲りが決まりやすくなっています。

これは、みなし直線が長いことや、センター部路面傾斜がきついことが原因ですね。

ただし、これは基本的な傾向なので、細かい部分は競輪場ごとに違っています。

例えば、松戸競輪場は、他の333バンクに比べてセンター部路面がゆるいので、捲りが決まりやすくなっています。

実際に予想するときは、競輪場ごとの決まり手のデータをチェックするようにしましょう。

333バンクでは、逃げや捲りが決まりやすいんだな!
基本的な傾向は同じだけど、細かい部分は違うから注意してね。

 

競輪の333バンクで予想するときのコツ

赤ペン

競輪の333バンクで予想するときのコツは、

  • 先行選手の1着を狙う
  • 333バンクを走り慣れている先行選手のラインを狙う
  • オリンピック競技の選手を狙う

の3つです。

この3つを覚えておけば、これまで以上に333バンクでの的中率を上げることができるでしょう。

ここからは、それぞれのコツについて簡単に解説していきます。

先行選手の1着を狙う

333バンクの予想のコツ1

出典:KEIRIN.JP

333バンクでは、普段よりも先行選手の1着を狙ってみましょう。

この記事の中盤で解説した通り、333バンクはみなし直線が短いので逃げや捲りが決まりやすくなっています。

つまり、先行選手が有利で、番手選手や三番手選手が不利ということです。

特に、松戸競輪場や奈良競輪場はその傾向が大きく、約7割のレースで先行選手が1着をとっています。

先行選手が逃げ切るレース展開をイメージしよう!

333バンクを走り慣れている先行選手のラインを狙う

333バンクの予想のコツ2

出典:KEIRIN.JP

333バンクでは、333バンクを走り慣れている先行選手のラインを狙ってみましょう。

具体的には、府県が群馬、千葉、神奈川、静岡、富山、奈良、山口の選手は、普段から練習で333バンクを走っているために慣れていると考えられます。

先行選手が333バンクに慣れていれば、レース終盤で上手く仕掛けることができるようになるわけです。

特に、開催初日は他の府県の選手が333バンクに慣れていないため、333バンクに慣れている選手の活躍に期待できます。

地元選手は、競走得点以上の実力を発揮してくれることもありますね。

オリンピック競技の選手を狙う

333バンクの予想のコツ3

出典:KEIRIN.JP

333バンクでは、オリンピック競技の選手を狙ってみましょう。

競輪選手のなかには、オリンピックの自転車競技である「ケイリン」「チーム・スプリント」に出場している選手もいます。

これらの競技は周長250mのコースで行われるので、オリンピック競技の選手は、他の競輪選手よりも周長が短いコースでの走りに慣れていると考えられます。

例えば、「脇本雄太」選手や「新田祐大」選手は、東京2020オリンピックの「ケイリン」日本代表なので、333バンクでは注目の選手です。

333バンクでは、「ケイリン」の選手が活躍しやすいんだな!

 

競輪の333バンクのレースを解説

最後に、競輪の333バンクのレースを実際の出走表を見ながら解説していきます。

今回解説するのは、2020年7月16日の松戸第1Rです。

さっそく、出走表を見てみましょう。

松戸第1Rの出走表

出典:KEIRIN.JP

このレースのライン予想は「154/237/6」の二分戦となっていました。

1番車「河上陽一」選手と2番車「吉竹尚城」選手を比べると、B・H・Sや逃・捲の回数は大きく変わりません。

ただし、「吉竹尚城」選手は27歳で、「河上陽一」選手は44歳なので、若手の「吉竹尚城」選手が逃げると考えられます。

また、番手選手の競走得点を比べても、3番車「望月紀男」選手のほうが5番車「藤田晃英」選手よりも高くなっています。

以上のことから、このレースでは、237ラインが逃げて、154ラインが捲るというレース展開になりそうです。

最終BS予想

次に、1番車「河上陽一」選手と2番車「吉竹尚城」選手を比べると、「河上陽一」選手のほうが競走得点や勝率が高くなっています。

さらに、「河上陽一」選手は地元である千葉県の選手なので、走り慣れたバンクだと考えられます。

しかし、直近成績を比べると、「吉竹尚城」選手のほうが良さそうです。

また、3番車「望月紀男」選手の競走得点が高いので、「河上陽一」選手の捲りはブロックされるでしょう。

以上のことから、このレースでは、237ラインと154ラインが横並びの状態で最終直線に入ると予想できます。

最終直線予想

最後に、2番車「吉竹尚城」選手と3番車「望月紀男」選手を比べると、競走得点や勝率はあまり変わりません。

333バンクはみなし直線が短いので、このような状況ならば「吉竹尚城」選手のほうが良い着順をとりそうです。

また、1番車「河上陽一」選手と5番車「藤田晃英」選手を比べると、「河上陽一」選手のほうが競走得点も勝率も高くなっています。

このことから、「藤田晃英」選手はちぎれて、「河上陽一」選手だけが上位着に絡みそうですね。

以上のことから、このレースの最終的な買い目は、二車単「2-3」「2-1」「1-2」が良いでしょう。

それでは、レース結果を見てみましょう。

 

松戸第1Rの結果

出典:KEIRIN.JP

レース結果は「1-2」だったので、私の予想は的中です。

二車単「1-2」は3番人気のオッズ8.7倍だったので、1点1,000円賭けていたとすると払戻金は「1,000円×8.7=8,700円」となります。

今回は、333バンクでは地元選手や先行選手が活躍しやすいことを使って、買い目を絞ることができました。

このように、ラインや競走得点を使って予想しつつ、333バンクの特徴を使って稼げる買い目で勝負しましょう。

残り半周から最後の直線での攻防を予想したぜ!
予想の基本を守りつつ、333バンクの予想のコツも取り入れていきましょう。

 

【競輪の333バンク】まとめ

おすすめ

競輪の333バンクについて、もう一度まとめると、

  • 333バンクは1周333mのバンク
  • 333バンクは全国7カ所
  • 333バンクはみなし直線が短い
  • 333バンクはセンター部路面傾斜がきつい
  • 333バンクは逃げや捲りが決まりやすい

の5つがポイントです。

また、「先行選手」「選手の府県」「オリンピック競技の選手」に注目することで、これまで以上の的中を狙うことができます。

333バンクの競輪場で勝負するときは、この記事に書いてあることを稼ぎに役立ててみてください。

333バンクの特徴を活かして勝負だな!
他にも競輪予想の記事をまとめているので、良かったら読んでみてください。

 

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