「競輪の二車単ってどんな車券?」
「二車単って他の車券と比べて稼ぎやすい?」
「二車単で稼ぐコツが知りたい!」
という方に向けて、この記事では、二車単で勝つためのコツをどこよりも分かりやすく解説していきます。
競輪の二車単は、車番で着順も含めて1着、2着を的中させる車券です。
競馬や競艇では「二連単」と呼ばれている賭け方と同じ意味ですね。
この記事ではまず、二車単の「意味」「全通りやボックスの点数」などの基本を説明します。
基本を押さえたあとで「買い目の決め方」「1点当たりの金額」などの実践的なことを覚えていきましょう。
競輪初心者にもわかりやすいようにまとめたので、ぜひ最後まで読んで、二車単の必勝法を身につけてください。
競輪の二車単とは?【意味】
競輪の二車単とは、車番で着順も含めて1着、2着を的中させる車券です。
車券で二車単「1-2」と書かれているときは、「1着を1番車、2着を2番車と予想した二車単」という意味になります。
二車単の難しいところは、着順も含めて的中させなければいけないところです。
例えば、二車単「1-2」を買っていても、レースの結果が「2-1」のときは不的中となります。
ちなみに、二車単「2-1」は二車単「1-2」の「裏目」と呼ばれたりします。
また、二車単「1-2」と二車単「2-1」を2つ合わせて「裏表」と呼ばれたりもします。
競輪場に行くと、「裏も買っておけば良かった!」などと愚痴っている方を時々見かけますね。
二車単の全通りは何通り?
二車単の全通りは9車立なら「72通り」、7車立なら「42通り」です。
9車立でいうと、1着をとる可能性がある選手が「9人」いて、2着をとる可能性がある選手は1着以外の「8人」います。
着順も含めて的中させなければいけないので、二車単の全通りは「9×8=72通り」となるわけですね。
同じ考え方で、7車立だと「7×6=42通り」の買い方があります。
二車単の的中確率は何%?
二車単の的中確率は9車立なら「1.4%」、7車立なら「2.4%」です。
先ほど説明した通り、9車立のレースでは二車単の全通りは「72通り」です。
この「72通り」のうち、的中するのは1通りだけなので、的中確率は「1/72=1.4%」になるわけですね。
的中確率「1.4%」というのは、本当に適当に車券を買ったときに的中する確率です。
実際のレースでは、強い選手と弱い選手が一緒に走りますし、私たちは当たりやすい買い目を予想します。
また、二車単は1つのレースで何通りかまとめて車券を買うのが一般的です。
例えば、「1着は1番車か2番車、2着は1番車か2番車か3番車」と予想したときは、二車単「1-2」「1-3」「2-1」「2-3」の4通りを買います。
なので、予想がうまくなれば、3レースに1レースくらいは的中を狙うことができるようになりますよ。
二車単のボックス点数は何点?
二車単のボックス点数を下の表にまとめました。
何車選ぶか? | 買い目点数 |
---|---|
2車 | 2点 |
3車 | 6点 |
4車 | 12点 |
5車 | 20点 |
6車 | 30点 |
7車 | 42点 |
8車 | 56点 |
9車 | 72点 |
ボックスは、複数の車券をまとめて買えるので便利ですが、買い目点数が多くなりすぎてしまうという欠点があります。
例えば、あるレースで二車単の4車ボックスを1点当たり100円で買ったとき、そのレースにかかった車券代は「12通り×100円=1,200円」となります。
このレースで、オッズ「8.0倍」の買い目が的中したとすると、払戻金は「100円×8.0=800円」です。
せっかく的中したのに、収支は「800円-1,200円=-400円」なので、マイナスになってしまうことがわかりますね。
このように「的中したのにマイナス収支」になることを、競輪用語で「トリガミ」といいます。
競輪でプラス収支を目指すなら、トリガミにならないように買い目点数を絞ることが大切なんですね。
二車単のオッズは9車立なら「的中時に4.0~30.0倍」になることが多いので、買い目点数は10点以下に抑えましょう。
7車立なら「的中時に2.0~15.0倍」になることが多いので、買い目点数は5点以内に抑えるのがおすすめです。
ボックスとは?
ボックスとは、複数の選手を選び、着順の組み合わせを全て買う買い方です。
例えば「1番車、2番車、3番車の二車単ボックス」は、二車単「1-2」「1-3」「2-1」「2-3」「3-1」「3-2」の6通りとなります。
二車単では「2着以内に入りそうな選手は予想できたけど、着順まではわからない」というときに、ボックスがよく使われますね。
二車単とよく似た車券は?
二車単と似たような車券に「二枠単」や「二車複」があります。
この2つはそれぞれ、
- 二枠単
→「枠番で」着順を含めて1着、2着を的中させる - 二車複
→車番で「着順に関わらず」1着、2着を的中させる
という車券です。
例えば、二車複「1=2」は、レース結果が「1着が1番車、2着が2番車」「1着が2番車、2着が1番車」のどちらの場合でも的中となります。
二車単は「車番で」「着順も含めて」1着、2着を的中させなければいけないので、3つのなかでは最も的中が難しい車券ということですね。
的中確率やオッズが全然違うので、マークシートを書くときは間違えずに「二車単」を塗るように注意しましょう。
それ以外の車券は買わなくてOKだよ。
競輪の基礎知識(車番と枠番)
競輪の選手には、レースごとに車番と枠番が振り分けられます。
まず、車番をスタート位置の内側から「1番車、2番車、…」と振り分けて、次に、枠番を車番ごとに振り分けます。
例えば、9車立のレースでは「1枠=1番車、2枠=2番車、3枠=3番車、4枠=4番車、5番車、5枠=6番車、7番車、6枠=8番車、9番車」となっていて、この枠を予想に使うのが二枠単などの買い方になります。
二車単と他の車券との比較
競輪の7種類の車券の「的中確率」「平均払戻金」「売り上げに占める割合」ついて、下の表にまとめました。
式別 | 的中確率 | 平均払戻金 |
---|---|---|
三連単 | 0.20%(1/504) | 34,000円 |
二車単 | 1.39%(1/72) | 4,700円 |
三連複 | 1.12%(1/84) | 5,200円 |
二車複 | 2.78%(1/36) | 2,200円 |
二枠単 | 3.03%(1/33) | 2,200円 |
二枠複 | 5.56%(1/18) | 1,100円 |
ワイド | 8.33%(3/36) | 800円 |
※的中確率、平均払戻金は9車立のとき
上の表から、二車単は、
- 3番目に的中が難しい
- 3番目に平均払戻金が高い
ということがわかります。
つまり、「二車単は、なかなか的中しないけど当たった時の平均払戻金も大きい買い方」ということですね。
このことから、私は二車単を「中級者以上」におすすめの車券だと考えています。
競輪中級者とは、具体的には「何度か競輪場に行ったことがある」「なんとなく1着、2着をとる選手がわかる」というような方ですね。
逆に、「今日、初めて競輪場に行く」「レースの展開とかはまだよくわからない」というような競輪初心者では、なかなか二車単を的中させることはできません。
もしも、あなたが競輪初心者なら、まずは「ワイド」の車券で予想の練習をしてみましょう。
ワイドの必勝法については、下の関連記事をチェックしてみてください。
-
競輪のワイドで稼ぐコツは?的中確率・平均配当・買い方も解説!
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二車単の買い目の決め方は?
二車単の買い目の決め方として、
- スジを狙う
- スジ違いを狙う
の2種類を紹介します。
競輪では、同じラインの選手が1着、2着をとることを「スジ」、違うラインの選手が1着、2着をとることを「スジ違い」と呼びます。
例えば、あるレースのラインが「123/456/789」だったときに、レース結果が「1-2」ならスジで、レース結果が「1-4」ならスジ違いです。
実際のレースでは、スジとスジ違いは半々くらいの割合で出ます。
そのため、予想を的中させるには、出走表を見ながらどちらで決着するかを予想することが重要になります。
どんなレースを狙う?
競輪のレースは出走する選手の人数によって「7車立」「9車立」の2種類があります。
さらに、ラインの作り方によって「3分戦」「4分戦」「2分戦」「先行1車」の4種類に分けられます。
それぞれのレースの種類ごとに戦略が変わってくるのですが、ここで全てを説明するのは難しいです。
なので、最も基本的な「9車立」「3分戦」で買い目を決めるコツを紹介していきます。
スジを狙う
二車単でスジを狙うときは「最も勝てそうなラインの二車単3車ボックス」がおすすめです。
例えば、「1番車、2番車、3番車のラインが最も勝てそうだ」と思ったときは、
- 二車単「1-2」
- 二車単「1-3」
- 二車単「2-1」
- 二車単「2-3」
- 二車単「3-1」
- 二車単「3-2」
の6点を買うことになります。
スジで決着するということは、同じラインの選手が1着、2着をとるということなので、同じラインの3車を選んでボックス買いをすれば100%的中します。
「先行-番手」「番手-先行」のような堅い結果だったときに、払戻金が少ないのが欠点ですね。
逆に「先行-3番手」「3番手-先行」「2番手-3番手」のような荒れた結果だったときには、かなり高い払戻金が期待できます。
出走表を見ながら「このラインが強いぞ!このライン内でのスジ決着になりそうだ!」と思ったときは、この買い方を試してみましょう。
スジ違いを狙う
二車単でスジ違いを狙うときは「強いラインを2つ」選んで、「先行-先行」「先行-番手」「番手-先行」「番手-番手」を買うのがおすすめです。
例えば、ラインが「123/456/789」のレースで「123のラインAか456のラインBが勝ちそうだ」と思ったときは、
- 二車単「1-4」(A先行-B先行)
- 二車単「4-1」(B先行-A先行)
- 二車単「1-5」(A先行-B番手)
- 二車単「4-2」(B先行-A番手)
- 二車単「2-4」(A番手-B先行)
- 二車単「5-1」(B番手-A先行)
- 二車単「2-5」(A番手-B番手)
- 二車単「5-2」(B番手-A番手)
の8点を買うことになります。
スジ違いで決着することを考えているので、二車単「1-2」や二車単「4-5」などは買いません。
また、ラインの3番手は先行や番手(2番手)に比べて上位2着に入りにくいので、二車単「1-6」や二車単「4-3」なども買い目から外しています。
この買い方はオッズが高くなりやすいので、的中したときに高い払戻金が期待できます。
出走表を見ながら「このレースには強いラインが2つあるぞ。スジ違いで決着しそうだ!」と思ったときは、この買い方を試してみましょう。
二車単のダメな買い方
おすすめの買い方を2つ紹介したところで、ダメな買い方も紹介しておきますね。
二車単のダメな買い方は「予想に自信がないから買い目点数を増やして的中を狙う」です。
競輪で勝つためには、的中率はもちろん大切ですが、回収率のほうがさらに大切です。
毎レース的中させなくてもいいので、当たったときにきちんとプラス収支になる買い方をしましょう。
例えば、先ほど紹介した2つの買い方を同じレースで同時に使うのはおすすめしません。
「ラインAとラインBが強いからスジ違いになりそうだけど、ラインAのスジも保険で買っておきたい」と思ってしまうことですね。
スジ違い「8点」とスジ「6点」の合計「14点」を買うことになるので、的中したときの旨味が減ってしまいます。
競輪で勝つ一番のコツは、不的中があってもいいから、少ない買い目点数で的中を狙うこと(少ない予算で大きな勝ちを狙うこと)です。
予想に自信がなくてたくさんの買い目を買いたくなるようなレースには、そもそも参加しないか、「ワイド」などの予算が少なくて遊べる車券で予想の腕を磨きましょう。
自分の実力に合った車券で遊ぶことが、競輪を長く楽しむコツですよ。
二車単の1点当たりの金額は?
二車単の買い目を練習するときには、1点当たりの金額を「100~300円」に抑えるのがおすすめです。
この金額なら、競輪場で1日遊ぶのに無理がなく、的中したときにそれなりの払戻金を受け取ることができます。
例えば、先ほど紹介した二車単の買い方では、1レースで「6~8点」の車券を買うことになります。
1点当たりの金額を「100円」と決めた場合は、1レースにかかる車券代は「600~800円」で1日遊んでも1万円以内の予算で済みます。
二車単の払戻金は、9車立なら「500~3,000円」くらいが出ることが多いです。
11レース中4レースくらい的中できればプラス収支になりますね。
二車単で稼ぎたいなら、「6~8点」買いで的中率30%を目指していきましょう。
競輪の二車単のマークシートの書き方
ここまでの内容で、二車単の「買い目の決め方」「1点当たりの金額」がわかったと思うので、あとは実際に二車単を買ってみるだけですね。
競輪場では、マークシートを記入したあとで、自動発券機にお金とマークシートを入れることで車券が買えます。
マークシートには、
- 通常のマークシート
- ながし/ボックスマークシート
の2種類があり、二車単を買うときは2つのマークシートをうまく使い分けると便利です。
二車単は買い目点数が多くなりやすいので、「ながし/ボックスマークシート」を使うとマークする時間を短くすることができます。
ただし、車券を買うのに慣れていないうちは「通常のマークシート」のほうがマークのミスがないので安心です。
基本的には「通常のマークシート」を使って、ボックス買いをするときは「ながし/ボックスマークシート」を使うのがおすすめです。
二車単を通常のマークシートで買う
通常のマークシートは、買い目を1つ1つマークして車券の内容を決めるマークシートです。
二車単を通常のマークシートで買うときは、
- 式別 :二車単
- レース:予想したレース
- 競輪場:予想した競輪場
- 1着 :1着と予想した車番
- 2着 :2着と予想した車番
- 金額 :賭けたい金額
- 単位 :賭けたい金額
の7カ所をマークしましょう。
賭けたい金額は「金額×単位」でマークします。
二車単は着順を含めて1着、2着を的中させる車券なので、1着と2着にマークする番号を間違えないようにしましょう。
また、それぞれの買い目ごとに賭けたい金額をマークする必要があるので、マーク忘れに注意してくださいね。
例えば、上の写真は久留米競輪場の第9レースで、二車単「1-3」を1点当たり「100円」買うときのマークシートです。
通常のマークシートでは、1枚のマークシートで5点までしか買うことができないので、買い目が6点以上になるときは2枚目のマークシートが必要です。
2枚目のマークシートをマークするときは、「式別」「レース」「競輪場」のマーク忘れに注意しましょう。
全ての買い目をマークシートに記入できたら、自動発券機に「お金→マークシート」の順番で入れることで、車券を買うことができます。
二車単をながし/ボックスマークシートで買う
ながし/ボックスマークシートは、複数の買い目をまとめて買うことができるマークシートです。
ながしで買うときは写真の上側のながしの部分を、ボックスを買うときは写真の下側のボックスの部分を使います。
例えば、おすすめの買い方で紹介したような二車単3車ボックスを買うときは、
- 式別 :二車単
- レース :予想したレース
- 競輪場 :予想した競輪場
- 枠番/車番 :2着以内と予想した車番
- 1点の金額 :賭けたい金額
- 単位 :賭けたい金額
の6カ所をマークしましょう。
賭けたい金額は「金額×単位」でマークして、マークした買い目を同じ金額で買うことになります。
例えば、上の写真は久留米競輪場の第1レースで「1番車、2番車、3番車の二車単3車ボックス」を1点当たり「100円」で買うときのマークシートです。
具体的な買い目は「1-2」「1-3」「2-1」「2-3」「3-1」「3-2」となります。
通常のマークシートではたくさんマークしなければいけないところを、簡単に買うことができるのがながし/ボックスマークシートのいいところですね。
競輪の二車単のオッズ
二車単のオッズは、二車単の車券の売上によって計算されます。
たくさん売れている(=人気のある)車券ほどオッズが低くなり、あまり売れていない(=人気のない)車券ほどオッズが高くなる仕組みです。
つまり、オッズを見ればどの組み合わせが人気なのかを知ることができるというわけですね。
二車単では、オッズ「10倍以下」は鉄板、オッズ「10~50倍」は中穴、オッズ「50倍以上」は大穴といった感じです。
出走表を見ながら普通に予想していたら、鉄板~中穴くらいの買い目になると思います。
予想が毎レースで大穴の買い目になるようなら、予想する途中でなにかを間違えている可能性があるので、予想方法を見直しましょう。
大穴は当たったときの払戻金が大きいのが魅力ですが、狙うとなると買い目点数が多くなりがちです。
そのため、的中する前に軍資金がなくなってしまう危険性がありますし、当サイト「競輪兄弟」ではおすすめしていません。
二車単のオッズの計算方法
二車単のオッズは「払戻金の総額/的中車券の売上」で計算できます。
まず、払戻金の総額とは、車券の売上から運営側の手数料を差し引いた金額(=車券を買った人たちに返ってくる金額)のことです。
運営側がどのくらい手数料をとるのかを「控除率(こうじょりつ)」といい、車券を買った人たちにどのくらい返ってくるかを「還元率(かんげんりつ)」といいます。
競輪の場合は、控除率は「25%」で還元率は「75%」です。
つまり、二車単の払戻金の総額は「二車単全体の売上×0.75」で計算できるということですね。
例えば、二車単の売上が「1万円」だったとしたら、「2,500円」が運営側の手数料としてとられて、「7,500円」が車券を買った人たちに返ってくるということです。
次に、的中した人で払戻金の総額を分け合うようにオッズを計算します。
当たり前ですが、的中した人が少ないほど1人当たりの払戻金は多くなり、的中した人が多いほど1人当たりの払戻金は少なくなります。
先ほどの例では、払戻金の総額が「7,500円」でしたね。
このとき、的中した人が1人しかいなければ払戻金は「7,500円」になりますし、的中した人が75人もいれば払戻金は「100円」になります。
「的中した人の数=的中車券の売上」と見ることができるので、二車単のオッズは「払戻金の総額/的中車券の売上」で計算できるわけです。
二車単のオッズの具体的な計算
計算方法がわかったところで、二車単のオッズの具体的な計算をしてみましょう。
例えば、あるレースの二車単全体の売上が「500万円」、買い目ごとの売上の一部が下の表のようだったとします。
買い目 | 売上 |
---|---|
1-2 | 500,000円 |
1-3 | 100,000円 |
1-4 | 10,000円 |
1-5 | 5,000円 |
まず、払戻金の総額は「5,000,000円×0.75=3,750,000円」です。
それぞれの買い目が的中したときのオッズを計算すると、
- 二車単「1-2」
→3,750,000円/500,000円=7.5倍 - 二車単「1-3」
→3,750,000円/100,000円=37.5倍 - 二車単「1-4」
→3,750,000円/10,000円=375倍 - 二車単「1-5」
→3,750,000円/5,000円=750倍
となります。
実際に、たくさん売れている(=人気のある)車券ほどオッズが低くなり、あまり売れていない(=人気のない)車券ほどオッズが高くなっていることがわかりました。
二車単のオッズが下がる金額
二車単のオッズは、あなたが二車単の車券を買うことによって下がってしまうことがあります。
オッズは二車単の売上によって計算されるからです。
具体的な計算で例として使ったレースで、あなたが二車単「1-2」「1-3」「1-4」「1-5」をそれぞれ「1万円」ずつ買ったとします。
このとき、レース全体の売上は「504万円」になり、買い目ごとの売上は下の表のようになります。
買い目 | 売上 |
---|---|
1-2 | 510,000円 |
1-3 | 110,000円 |
1-4 | 20,000円 |
1-5 | 15,000円 |
払戻金の総額は「5,040,000円×0.75=3,780,000」なので、買い目ごとのオッズは、
- 二車単「1-2」
→3,780,000円/510,000円=7.4倍 - 二車単「1-3」
→3,780,000円/110,000円=34.3倍 - 二車単「1-4」
→3,780,000円/20,000円=189倍 - 二車単「1-5」
→3,780,000円/15,000円=252倍
と計算できます。
全ての買い目のオッズが下がっていることがわかりますね。
特に、元々のオッズが高かった二車単「1-5」は、オッズ「750倍」からオッズ「252倍」と大幅に下がってしまいました。
あなたが車券を買ったことにより、二車単「1-5」が「全く人気のない買い目」から「そこそこ人気のない買い目」になってしまったからです。
せっかく高額の払戻金が狙える買い目だったのに、もったいないですよね。
何円買ったらどのくらいオッズに影響が出るのかは、レースごとの二車単全体の売上や、買い目ごとの売上によって変わってきます。
確かなことを言うのは難しいですが、買い目のオッズごとの1点当たりの金額は、
- オッズ「10倍以下」 :1万円以内
- オッズ「10倍~50倍」:1,000円以内
- オッズ「50倍以上」 :300円以内
にしておくのがおすすめです。
このくらいの金額であれば、オッズの大幅な低下を防ぐことができるでしょう。
競輪で勝つためには、賭ける金額を無理に大きくして高額の払戻金を狙うよりも、ひとつひとつのレースごとにプラス収支を積み重ねていくことが重要です。
【競輪の二車単】まとめ
競輪の二車単について、もう一度まとめると、
- 二車単は中級者におすすめ!
- スジかスジ違いかを見極めよう!
- 1点当たりの金額は100~300円で!
の3つがポイントです。
この記事の内容を活かせば、二車単で勝ち続けることも夢じゃありません。
さっそく、競輪場に行って試してみましょう!
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