「競輪の7車立ってなに?」
「7車立と9車立は何が違うの?」
「7車立の攻略法が知りたい!」
という方に向けて、この記事では競輪の7車立についてまとめました。
競輪のレースは、9名の選手で行われる「9車立」のレースと、7名の選手で行われる「7車立」のレースに大きく分けられます。
7車立のレースは、買い目のパターンが少なく当たりやすいことがメリットですが、平均配当が小さいというデメリットもあります。
そのため、きちんと買い目点数を絞って的中を狙うことが大切です。
競輪の公式サイトは、コロナウイルス対策として、2020年7月~9月のレースを7車立で開催することを発表しました。
普段は9車立のレースに賭けていた方も、しばらくの間は7車立のレースで勝負しなければいけません。
7車立には7車立の戦略があるので、9車立と同じ賭け方をしていても勝つのは難しいでしょう。
ぜひこの記事を読んで、7車立の攻略法を覚えていってください。
7月~9月はほとんどのレースが7車立に!
出典:KEIRIN.JP
競輪の公式サイト「KEIRIN.JP」は、2020年5月20日に「7月から9月までの開催について」というお知らせを出しました。
内容としては、7月から9月までのG3競走、F1競走、F2競走を7車立で行うというものです。
出場選手を減らしたり、選手の移動を最小限にしたりすることで、コロナの感染を防ぐことが目的みたいですね。
これによって、今までは9車立のレースをメインに賭けていた方も、しばらくの間は7車立のレースだけで勝負しなければいけなくなりました。
9車立と7車立では攻略法が変わってくるので、この記事で7車立の攻略法を一緒に勉強していきましょう。
競輪の7車立とは?
競輪の「7車立」とは、出場選手が7名のレースのことです。
一方、出場選手が9名のレースのことは「9車立」と言います。
競輪のレースは9車立で行われることが多いですが、一部のレースは7車立で行われます。
7車立のレースは、
- ミッドナイト競輪、チャレンジレース、ガールズケイリン
- その他の7車立のレース
- 7月~9月に行われる7車立のレース
の3つに分類できます。
それぞれのレースの特徴を解説していきますね。
ミッドナイト競輪、ガールズケイリン、チャレンジレース
普段から7車立で行われている主なレースは、ミッドナイト競輪、チャレンジレース、ガールズケイリンの3つです。
まず、ミッドナイト競輪は、21時~23時に行われる「真夜中のレース」です。
周回数が少ないので、先行選手がトップスピードを維持して走りやすいという特徴があります。
次に、チャレンジレースは、A級3班の選手だけが出場するレースです。
競輪学校を卒業したばかりの選手が多いので、期待の新人選手を見つけることができます。
最後に、ガールズケイリンは、女子選手だけが出場するレースです。
あからさまにラインを組むことが禁止されているので、実力上位の選手が勝ちやすいという特徴があります。
ここまで挙げたように、この3つのレースには7車立ということ以外にもいくつか特徴があります。
詳しくは関連記事にまとめているので、良かったらチェックしてみてください。
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その他の7車立のレース
ミッドナイト競輪、チャレンジレース、ガールズケイリン以外にも、普段から7車立で行われているレースがあります。
それが、モーニングレース、ブロックセブン、ケイリンエボリューションの3つです。
この3つのレースは開催される頻度が少ないので、ここでの解説は省略します。
7月~9月に行われる7車立のレース
コロナウイルスの影響で、7月から9月までのG3競走、F1競走、F2競走を7車立で行うことが発表されました。
ミッドナイト競輪やチャレンジレースとの違いは出場選手と周回数です。
まず、今回は、A級のレースだけでなくS級のレースも7車立になります。
S級選手が7車立のレースに出場するのは、ブロックセブンやケイリンエボリューション以外にはないので、どんな走りを見せてくれるのか楽しみですね。
また、今回の7車立のレースでは、周回数は減らないと考えられます。
ミッドナイト競輪やチャレンジレースでは周回数が少なく、先行選手が1着をとりやすくなっていました。
しかし、今回の7車立のレースでは、そうはならないと考えられます。
つまり、全く新しい7車立のレースが行われるということですね。
競輪の7車立と9車立は何が違う?
競輪のレースは、9名の選手で行われる「9車立」のレースと、7名の選手で行われる「7車立」のレースに大きく分けられます。
7車立と9車立の主な違いは、
- 7車立には二枠単、二枠複がない
- 7車立は当たりやすい
- 7車立は平均配当(平均払戻金)が小さい
の3つです。
3つの違いについて、順番に解説していきます。
7車立には二枠単と二枠複がない
出典:KEIRIN.JP
9車立のレースには、三連単、三連複、二車単、二車複、二枠単、二枠複、ワイドの7種類の車券があります。
一方、7車立のレースには、三連単、三連複、二車単、二車複、ワイドの5種類の車券しかありません。
7車立には二枠単と二枠複がないわけですね。
これは、出場選手が7名しかいないので、枠番を割り当てられないからです。
二枠単や二枠複をメインに買っている方は少ないと思いますが、念のため覚えておきましょう。
7車立は当たりやすい
7車立のレースは、9車立のレースと比べて出場選手が少ないので、車券が当たりやすくなります。
7車立と9車立について、車券ごとの的中率の理論値を下の表にまとめました。
7車立 | 9車立 | |
---|---|---|
三連単 | 0.476%(1/210) | 0.198%(1/504) |
三連複 | 2.86%(1/35) | 1.19%(1/84) |
二車単 | 2.38%(1/42) | 1.39%(1/72) |
二車複 | 4.76%(1/21) | 2.78%(1/36) |
ワイド | 14.3%(3/21) | 8.33%(3/36) |
上の表から、同じ車券の的中率の理論値を比べると、7車立は9車立の約2倍となっていることがわかります。
的中を狙いやすいので、競輪初心者が練習をするのにおすすめですね。
7車立は平均配当(平均払戻金)が小さい
7車立のレースは、9車立のレースと比べて買い目のパターンが少ないので、平均配当(平均払戻金)は小さくなります。
簡単に言えば、みんなが同じ買い目に投票するから、オッズが低くなるということです。
そのため、きちんとプラス収支を出すためには、9車立のときよりも買い目点数を絞らなければいけません。
例えば、三連単では、9車立なら10点~15点くらいの買い目点数でプラス収支を狙えます。
しかし、7車立でプラス収支を狙うなら、5点~10点くらいまで買い目点数を絞らなければいけないでしょう。
競輪の7車立の特徴と攻略法
競輪の7車立のレースには、的中率や平均配当以外にも、レース展開などに特徴があります。
具体的には、
- 3人ラインが有利
- 捲りが決まりやすい
- 1番人気の選手が1着をとりやすい
の3つです。
この3つの特徴から、7車立の攻略法を考えていきます。
3人ラインが有利
出典:KEIRIN.JP
7車立のレースでは、ラインは「3人-2人-2人」や「3人-2人-単騎-単騎」のようになることが多いです。
出場選手が少ないので、9車立と比べて3人ラインを作りにくくなっているんですね。
競輪では、人数の多いラインのほうがレースを有利に運ぶことができます。
例えば、後方の選手が捲ろうとしたときに、3人ラインのほうが2人ラインよりも捲りにくいですよね。
そのため、7車立のレースでは3人ラインに注目して予想するのがおすすめです。
捲りが決まりやすい
出典:KEIRIN.JP
7車立のレースでは、9車立のレースと比べて、後方の選手が捲りを狙いやすくなっています。
出場選手が少なく、先頭の選手までの距離が短いからですね。
例えば、9車立の場合、最後尾の選手は1着をとるのに8名の選手を抜かさなければいけません。
しかし、7車立の場合、最後尾の選手でも6名の選手を抜かせば1着をとることができます。
この2名分の距離の差は大きいです。
脚質が「逃」で、決まり手に「捲り」が多い選手がいたら、買い目に入れることを考えてみましょう。
1番人気の選手が1着をとりやすい
出典:KEIRIN.JP
7車立のレースでは、1番人気の選手が1着をとりやすくなっています。
これは、9車立と比べてレースが混戦になりにくいからです。
9車立のレースは出場選手が多いので、強い選手同士が潰し合った結果、思わぬ選手が車券に絡むことがあります。
しかし、7車立のレースは出場選手が少ないので、強い選手は邪魔されずに本来の実力を発揮することができます。
そのため、7車立のレースでは、9車立のレースよりも堅めの予想をするのがおすすめです。
競輪の7車立を実際のレースで解説
競輪の7車立のレースを実際の出走表を見ながら解説していきます。
今回、解説するのは2020年3月27日の宇都宮第4Rです。
さっそく、出走表を見てみましょう。
出典:KEIRIN.JP
このレースのライン予想は「416/32/57」でした。
まず、競走得点を見ると、最も高いのは5番車「阪本和也」選手で、2番目に高いのは7番車「岡田浩太」選手となっています。
これだけ見ると「57」ラインが強そうですが、ラインの長さを考えると「416」ラインにもチャンスがあるかもしれません。
次に、決まり手を見ると、4番車「善方政美」選手は「逃」の決まり手が多くなっています。
このことから、このレースは「416」ラインが逃げて、「32」ラインや「57」ラインが捲るレースになりそうです。
「416」ラインは3人ラインなので有利ですが、実力上位の「57」ラインに捲りを狙われたら逃げ切れないと考えられます。
そのため、このレースの本命は「57」ラインでしょう。
最後に、このレースはミッドナイト競輪なので、周回数が通常のレースよりも短くなっています。
先行選手が体力を温存しやすいので、狙うべき買い目は「5-7」ということになります。
出典:KEIRIN.JP
レース結果は「5-7」だったので、私の予想は見事に的中です。
二車単「5-7」は1番人気のオッズ1.7倍でした。
レース内容が荒れることもなく、人気通りの着順となりましたね。
このように、7車立のレースでは堅めの決着になることが多いです。
オッズが低いので、買い目点数をしっかりと絞って稼ぎを狙っていきましょう。
【競輪の7車立】まとめ
競輪の7車立について、もう一度まとめると、
- 7月~9月はほとんどのレースが7車立で開催
- ミッドナイト、ガールズ、チャレンジには、それぞれの予想のコツがある
- 7車立は当たりやすい分だけ、平均配当が小さい
の3つがポイントです。
7車立で稼ぐための一番のコツは、買い目点数を絞ることです。
二車単なら1点~3点、三連単なら5点~10点くらいになるまで買い目点数を絞りましょう。
そうすることで、的中したときのプラスを大きくすることができます。
コロナウイルスの影響でレースの形式が変わってしまいましたが、うまく対応して稼ぎに活かしていきましょう。
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