この記事では、競輪のB・H・Sについて、
「B・H・Sの意味は?」
「出走表の見方は?」
「予想に活かすコツは?」
といった疑問を解決できる内容をまとめました。
競輪では「Bはバック」「Hはホーム」「Sはスタンディング」を意味しています。
出走表に載っている数値は、選手が直近4ヵ月間で取ったB・H・Sの回数です。
3つのなかでも重要なのはBで、Bが多い選手はポジション取りの上手い選手と言えます。
予想するときは、Bが多い選手のラインから1・2着が出やすいと覚えておきましょう。
ここからは、競輪のB・H・Sについて解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【競輪のBとは?】意味と見方
出典:KEIRIN.JP
競輪のBとは、最終周回のバックストレッチラインを先頭で通過したことを表す記号です。
つまり、残り半周の時点で先頭にいる選手がBを取るわけですね。
出走表には、選手ごとに直近4ヵ月間でBをとった回数が記載されています。
Bが多い選手はポジション取りが上手いので、Bが多い選手のラインは車券に絡みやすいです。
実際に、Bを取った選手のラインから1着が出る確率は「約80%」もあるそうですよ。
【競輪のHとは?】意味と見方
出典:KEIRIN.JP
競輪のHとは、最終周回のホームストレッチラインを先頭で通過したことを表す記号です。
つまり、残り1周の時点で先頭にいる選手がHを取るわけですね。
出走表には、選手ごとに直近4ヵ月間でHをとった回数が記載されています。
Hが多い選手は勝負を仕掛けるタイミングが早く、逃げを狙うことが多いです。
予想するときは、Hを取った選手のラインが逃げ切れるかどうかを考えてみてください。
【競輪のSとは?】意味と見方
出典:KEIRIN.JP
競輪のSとは、号砲が鳴った後、一番先に前に出て先頭誘導員の後に付けたことを表す記号です。
つまり、Sを取った選手のラインは、先頭誘導員が離れるまでは先頭を走れるわけですね。
出走表には、選手ごとに直近4ヵ月間でSをとった回数が記載されています。
Sを取るメリットは、後ろのライン同士が潰し合ったときに楽に勝てることです。
しかし、後ろのラインに被せられて、何もできずに負けてしまうというデメリットもあります。
このように、Sを取るのは一長一短なので、予想に活かすのは難しいと言えますね。
競輪のB・H・Sを予想に活かすには?
競輪のB・H・Sを予想に活かすときは、Bを重視するのがおすすめです。
Bを参考にすると、残り半周の時点でのラインごとのポジションを予想できます。
次に、Hは選手ごとのとりやすい戦略を見極めるのに役立ちますね。
最後に、Sについては予想に活かすのが難しいので、私はあまり考えていません。
ここからは、BとHを予想に活かすコツをわかりやすく解説していきます。
Bが多い選手はポジション取りが上手い
出典:KEIRIN.JP
まず、Bの回数が多い選手は、ポジション取りの上手い選手と言えます。
残り半周の時点で先頭にいることができれば、車券にも絡みやすくなりますね。
実際に、Bを取った選手のラインから1着が出る確率は「約80%」もあるそうですよ。
逆に、残り半周の時点で後方にいるラインの選手は、車券に絡みにくいです。
車券を買うときは「Bが最も多い選手」と「Bが2番目に多い選手」のラインを狙いましょう。
例えば、上のイラストのレースは「29/718/53/64」の四分戦となっていました。
Bの回数が多いのは、5番車の大石選手と7番車の眞杉選手です。
このことから、残り半周の時点では、718ラインと53ラインが競り合う可能性が高そうですね。
さらに、選手の実力やラインの長さを考えると、718ラインのほうが53ラインより活躍しそうです。
実際に、このレースはこの2ラインが競り合って、最終的には「1-7-8」で決着しました。
BがHの2倍あれば捲り狙い
出典:KEIRIN.JP
次に、Bの回数がHの回数の2倍ある選手は、捲り狙いの選手である可能性が高いです。
決まり手の「捲」が多ければ、さらにその可能性は高くなります。
捲り選手が逃げ選手より実力上位なら、捲りを決めて1着や2着をとってくれますね。
ただし、逃げラインの追込み選手が強いと、捲りをブロックされてしまうこともあります。
また、捲りラインの追込み選手が弱いと、千切れることもあるので注意しましょう。
例えば、上のイラストのレースは「529/178/436」の三分戦となっていました。
1番車の鈴木選手は、BがHの2倍あり、決まり手の「捲」も多いです。
このことから、178ラインは捲りを狙い、他のラインが逃げを狙う可能性が高そうですね。
捲りラインと逃げラインを判断できると、レース展開の予想に役立ちます。
ちなみに、このレースは鈴木選手の捲りが失敗し、最終的には「5-2-9」で決着しました。
HがBより1回でも多ければ逃げ狙い
出典:KEIRIN.JP
逆に、Hの回数がBの回数より1回でも多い選手は、逃げ狙いの選手である可能性が高いです。
決まり手の「逃」が多ければ、さらにその可能性は高くなります。
逃げ選手が捲り選手より実力上位なら、ゴールまで逃げて1着や2着をとってくれますね。
また、逃げラインの追込み選手が強いと、捲りラインをブロックしてくれることもあります。
逃げ選手と追込み選手の府県が同じなら、特にお互いに協力し合うことが多いですよ。
例えば、上のイラストのレースは「17496/852/3」の三分戦となっていました。
1番車の新山選手は、HがBより多く、決まり手の「逃」も多いです。
さらに、17496ラインは5名ラインであり、他のラインより長いので有利ですね。
このことから、17496ラインは逃げを狙い、他のラインが捲りを狙う可能性が高そうです。
実際に、このレースは17496ラインが逃げて、最終的には「4-7-9」で決着しました。
Sを予想に活かすのは難しい
出典:KEIRIN.JP
最後に、Sを取るのは一長一短なので、予想に活かすのは難しいと言えます。
そのため、私が予想するときは「Sの回数が多いかどうか?」はあまり考えていません。
予想に全く関係ないとは言いませんが、BやHより優先度が低いわけです。
もちろん、Sの回数を予想に活かせる方は、予想に活かしてもらっても構いません。
とはいえ、ひとまず初心者のうちは、Sの回数については無視するのがおすすめですね。
【競輪のB・H・S】まとめ
競輪のB・H・Sについてまとめると、
- Bはバック、Hはホーム、Sはスタンディング
- 出走表のB・H・Sは直近4ヵ月間で取った回数
- Bが多い選手のラインは車券に絡みやすい
- Bが多いと捲り狙い、Hが多いと逃げ狙い
- SはB・Hよりも優先度が低いので無視する
の5つがポイントです。
Bの回数を参考にすると、残り半周の時点でのラインごとのポジションを予想できます。
残り半周の時点で先頭にいるラインは、車券に絡みやすいです。
車券を買うときは「Bが最も多い選手」と「Bが2番目に多い選手」のラインを狙ってみましょう。
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