「競輪のボックス買いってなに?」
「ボックス買いは稼ぎやすいの?」
「ボックス買いの買い方を知りたい!」
という方に向けて、この記事ではボックス買いの意味、点数、メリット・デメリット、買い方などについてまとめました。
ボックス買いは、予想が難しいレースの車券を買うときに、車券を手広く買う買い方です。
うまく使えば競輪をより楽しむことができますが、使い方を間違えるとどんどんお金が減っていってしまいます。
この記事を読んで、ボックス買いを使うべきタイミングや、その使い方をマスターしましょう。
この記事の目次
競輪のボックス買いとは?
競輪のボックス買いとは、車券の買い方の一種です。
ボックス買いを使えば、選んだ車番(あるいは枠番)の組み合わせのどれが来ても的中になるような買い目をまとめて買うことができます。
例えば、三連単を買うときに、1番車、2番車、3番車、4番車を選んでボックス買いをしたときの買い目は、
1-2-3 | 2-1-3 | 3-1-2 | 4-1-2 |
1-2-4 | 2-1-4 | 3-1-4 | 4-1-3 |
1-3-2 | 2-3-1 | 3-2-1 | 4-2-1 |
1-3-4 | 2-3-4 | 3-2-4 | 4-2-3 |
1-4-2 | 2-4-1 | 3-4-1 | 4-3-1 |
1-4-3 | 2-4-3 | 3-4-2 | 4-3-2 |
の24点になります。
1番車、2番車、3番車、4番車のどれが1着、2着、3着になっても、的中するようになっていますね。
このように、車番(あるいは枠番)を選んで手広く買うのが、ボックス買いです。
ちなみに、三連単で4車を選んでボックス買いをすることを「三連単4車ボックス」と呼びます。
同じように、二車単で3車を選んだら「二車単3車ボックス」、三連複で5車を選んだら「三連複5車ボックス」となります。
「車券の種類-〇車(あるいは〇枠)-ボックス」と呼ぶわけですね。
競輪のボックス買いの組み合わせは何通り?【点数の早見表】
ボックス買いは、選んだ車番(あるいは枠番)の数が多くなればなるほど、買い目点数も増えていきます。
車券ごとに「車番(あるいは枠番)をいくつ選んだら、何点買いになるのか?」を下の表にまとめたので、チェックしてみてください。
2点 | 3点 | 4点 | 5点 | 6点 | 7点 | 8点 | 9点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
二枠複 | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | なし | なし | なし |
二枠単 | 2 | 6 | 12 | 20 | 30 | なし | なし | なし |
二車複 | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | 21 | 28 | 36 |
二車単 | 2 | 6 | 12 | 20 | 30 | 42 | 56 | 72 |
三連複 | なし | 1 | 4 | 10 | 20 | 35 | 56 | 84 |
三連単 | なし | 6 | 24 | 60 | 120 | 210 | 336 | 504 |
ワイド | 1 | 3 | 6 | 10 | 15 | 21 | 28 | 36 |
上の表から、選んだ車番(あるいは枠番)の数が多くなればなるほど、買い目点数の数が一気に増えていくことが分かります。
特に三連単は、車番を5つ選んだだけで60点買いとなり、買い目点数がかなり多くなってしまいます。
ボックス買いをするときは、車券ごとに「〇車選んだら、〇点買いになる」という計算をすることが重要です。
競輪のボックス買いのメリット・デメリット
ボックス買いのメリット・デメリットを簡単にまとめると、
メリット
- 的中を狙いやすい
- 思わぬ穴車券が当たることがある
- 予想が難しいレースでも買える
デメリット
- トリガミになりやすい
- 予想の実力がつきにくい
ということになります。
それぞれの項目について簡単に説明したあとに、「結局、ボックス買いは使ったほうがいいの?」という疑問に答えていこうと思います。
ボックス買いのメリットは?
ボックス買いのメリットをもう一度挙げると、
メリット
- 的中を狙いやすい
- 思わぬ穴車券が当たることがある
- 予想が難しいレースでも買える
の3つになります。
まず、買い目点数が多いため、的中を狙いやすいです。
競輪は、最後の直線までレースがもつれることが多いので、買い目点数を増やすことで「その着順は予想してなかった!」という失敗を防ぐことができます。
次に、ボックス買いでは人気のない(=オッズが高い)買い目もまとめて買っているので、思わぬ穴車券が当たることがあります。
例えば、同じラインの3車で三連単3車ボックスを買ったとしましょう。
このとき、鉄板の「先行-番手-三番手」や「番手-先行-三番手」の車券はもちろん、穴の「三番手-先行-番手」や「三番手-番手-先行」の買い目も押さえているわけです。
最後に、ボックス買いなら1着や2着を決めなくてもいいので、予想が難しいレースでも買えます。
例えば「この3車が3着以内に入りそうなんだけど、着順までは分かんない」というときは、三連単3車ボックスが便利です。
勝てそうな車番を選ぶだけなので、予想に慣れていない競輪初心者でも買いやすいのも嬉しいですね。
ボックス買いのデメリットは?
ボックス買いのデメリットをもう一度挙げると、
デメリット
- トリガミになりやすい
- 予想の実力がつきにくい
の2つになります。
まず、買い目点数が多いので、的中してもマイナス収支になってしまうことがあります。
このことを、ギャンブル用語で「トリガミ」と言います。
例えば、三連単4車ボックス(24点買い)で1点当たり100円の車券を買って、オッズ10.0倍の買い目が当たったとしましょう。
このとき、払戻金として「100円×10.0=1,000円」をもらえますが、車券代が2,400円かかっているので、トータルでは-1,400円となってしまいます。
三連単4車ボックスでは、オッズ24.0倍以上の買い目が的中しないとプラス収支にならないわけですね。
次に、1着、2着の予想をしていないので、予想の実力がつきにくいです。
ボックス買いを続けていては、「この3車が3着以内に入りそうなんだけど、着順までは分かんない」という状態からいつまで経っても抜け出せないわけです。
ボックス買いは誰におすすめ?
メリットとデメリットを踏まえて、ボックス買いがおすすめできる方・おすすめできない方をまとめました。
ボックス買いがおすすめできる方
- 予想ができないけど車券を買いたい
- とにかく的中を狙いたい
ボックス買いがおすすめできない方
- 長期的なプラス収支を狙いたい
- 無駄な買い目を買いたくない
私は、基本的にはボックス買いは使いません。
なぜなら、予想の実力がつきにくく、長期的なプラス収支を狙いにくいからです。
競輪でプラス収支を狙うためには、1着、2着をしっかりと予想して、買い目点数を絞ることが重要になります。
競輪のボックス買いの買い方は?
競輪の車券を買うには、競輪場で買うか、競輪投票サイトで買うかの2種類の方法があります。
それぞれの方法について、ボックス買いをする方法を説明していきます。
競輪場は「ながし/ボックス用マークシート」を使う
競輪場でボックス買いをするには、「ながし/ボックス用マークシート」を使うのがおすすめです。
通常のマークシートと比べて、少ないマーク数で簡単にボックス買いをすることができます。
マークする箇所は、
- 式別(車券の種類)
- レース番号
- レース開催場所
- 枠番/車番
- 1点の金額
- 単位
の6カ所です。
例えば、上のマークシートは、久留米競輪場の第9レースで三連単3車ボックスを買うときのマークの仕方です。
1番車、2番車、3番車にマークしているので、実際に買う買い目は、
- 1-2-3
- 1-3-2
- 2-1-3
- 2-3-1
- 3-1-2
- 3-2-1
の6点買いになります。
また、1点の金額に「1」、単位に「百円」をマークしているので、1点当たりの金額は100円、合計の車券代は600円になります。
「ながし/ボックス用マークシート」は、通常のマークシートの隣に置いてあるので、どんどん使っていきましょう。
競輪投票サイトは「ボックス(BOX)」を選ぶ
競輪投票サイトの大手で、ボックス買いができるのは「Kドリームス」と「オッズパーク」の2つです。
競輪の公式サイトである「KEIRIN.JP」は、ボックス買いには対応していないみたいでした。
競輪投票サイトでボックス買いをするときは、投票方式の項目で「ボックス(BOX)」を選ぶだけです。
「ボックス(BOX)」を選んだあとは、買い目や1点当たりの金額を入力すれば投票することができます。
競輪のボックス買いのおさらい
競輪のボックス買いについて、もう一度まとめると、
- ボックス買いは手広く買う車券の買い方
- 1番のメリットは的中を狙いやすいこと
- 1番のデメリットは予想の実力がつかないこと
- とにかく的中を狙いたい方におすすめ
- 長期的なプラス収支を目指したい方にはおすすめできない
- 競輪場では「ながし/ボックス用マークシートが便利」
の6つが重要です。
ボックス買いをうまく使って、競輪をもっと楽しんでいきましょう。
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