「競輪って天気によってレース展開に影響がある?」
「雨の日や風の強い日は荒れやすい?それとも、荒れにくい?」
「今日の〇〇競輪場の天気が知りたい!」
という方に向けて、この記事では競輪の天気の影響についてまとめました。
競輪では、雨や風によって、出やすいオッズや出やすい決まり手が変わってきます。
一緒に競輪の天気の影響について勉強して、競輪勝ち組を目指しましょう。
この記事の目次
【競輪の天気】雨の影響は?
競輪のレースで、雨の日に予想するときは、
- 堅めの決着が多くなる
- 逃げが決まりやすくなる
- 若手選手に注意!
の3つがポイントです。
3つのポイントについて、詳しく解説していきます。
堅めの決着が多くなる
雨の日のレースでは堅めの決着が多くなります。
雨が降っていると、地面が滑りやすくなったり、視界が悪くなったりするので、晴れの日よりも落車してしまう危険性が上がります。
選手としては、落車して怪我してしまうのは避けたいので、「今日は雨だから安全重視で走ろう」と考えるわけです。
実力上位の選手に対して、無理に攻めに行く選手が減るので、人気通りの決着になりやすくなります。
雨の日のレースでは、鉄板の買い目を狙うのがおすすめです。
逃げが決まりやすくなる
雨の日のレースでは、捲りが決まりにくくなり、逃げが決まりやすくなります。
捲りを狙うためには、前を走っている選手を横から抜いていかなければいけません。
しかし、雨の日は地面が滑りやすくなっているので、無理な横の動きをしようとすると、落車してしまう危険性があがります。
また、視界が悪いので、捲りを仕掛けるタイミングを見つけるのも難しくなります。
先行選手が強いときは、「先行しているラインがそのままゴール」という展開もあるので狙ってみてください。
若手選手に注意!
雨の日のレースでは若手選手に注意しましょう。
先ほど解説した通り、雨の日のレースでは多くの選手が安全重視でレースを行います。
しかし、一部の若手選手は「他の選手が大人しいときはチャンス」と考えて、落車を恐れずに攻めに行くことがあります。
雨の日は、調子の良い若手選手を車券に絡めて、高額の払戻金を狙ってみても面白いでしょう。
また、「G1やG2などのビッグレース」や「準決勝や決勝などの重要度の高いレース」では、若手選手でなくても攻めに行くことがあるので注意しましょう。
【競輪の天気】風の影響は?
競輪のレースで、風の影響は風向きやバンクの周長によって変わります。
風の影響について、
- ホーム向かい風、バック追い風のレース
- ホーム追い風、バック向かい風のレース
- ホームからバックへの横風のレース
- バックからホームへの横風のレース
の順番で解説していきます。
ホーム向かい風、バック追い風のレース
ホーム向かい風、バック追い風のレースでは、
- 333バンク→捲りが決まりやすい
- 400バンク→逃げラインが少し有利
- 500バンク→逃げラインの差しが決まりやすい
という傾向があります。
まず、333バンクでは、捲りラインは2コーナーから捲りを仕掛けます。
そして、そのままバックの追い風に乗ってスピードを上げることができるため、捲りラインが逃げラインを抜かしやすくなります。
また、333バンクは最後の直線が短いので、ホーム向かい風でも先行選手が最後までラストスパートをかけることができます。
結果として、捲りラインの先行選手が捲りで1着をとりやすくなります。
次に、400バンクでは、捲りラインはバックの中央あたりから捲りを仕掛けます。
この時点で、逃げラインはバック追い風を受けてスピードが出ているので、捲りラインは逃げラインを追い抜きにくくなってしまいます。
また、400バンクの最後の直線の長さは、競輪場によって違います。
最後の直線が短いバンクでは、333バンクと同じように、ホーム向かい風の影響はほとんどありません。
しかし、最後の直線が長いバンクでは、先行選手が向かい風を受けて疲れやすくなるので、番手選手や三番手選手の差しが決まりやすいです。
最後に、500バンクでは、捲りラインは3コーナーから捲りを仕掛けます。
捲りラインは最後の直線でホーム向かい風を受けてしまうので、捲りが失敗しやすくなり、逃げラインが逃げ切りやすくなります。
また、500バンクは最後の直線が長いので、ホーム向かい風では先行選手がゴール前に体力が尽きてしまいます。
結果として、逃げラインの番手選手、三番手選手が差しで1着をとりやすくなります。
ホーム追い風、バック向かい風のレース
ホーム追い風、バック向かい風のレースでは、
- 333バンク→逃げが決まりやすい
- 400バンク→捲りラインが少し有利
- 500バンク→捲りが決まりやすい
という傾向があります。
まず、333バンクでは、捲りラインは2コーナーから捲りを仕掛けます。
しかし、ここでバック向かい風を思いっきり受けてしまうので、捲りが失敗しやすくなり、逃げラインが逃げ切りやすくなります。
最後の直線では、逃げラインの先行選手がホーム追い風を受けて、そのまま先頭でゴールします。
結果として、逃げラインの先行選手が逃げで1着をとりやすくなります。
次に、400バンクでは、捲りラインはバックの中央あたりから捲りを仕掛けます。
この時点で、逃げラインはバック向かい風を受けて少し疲れているので、捲りラインは逃げラインを追い抜きやすくなります。
また、400バンクの最後の直線の長さは、競輪場によって違います。
最後の直線が短いバンクでは、333バンクと同じように、ホーム追い風の影響はほとんどありません。
しかし、最後の直線が長いバンクでは、先行選手が追い風を受けて最後までスピードを維持できるので、先行選手が先頭のままゴールしやすいです。
最後に、500バンクでは、捲りラインは3コーナーから捲りを仕掛けます。
捲りラインは最後の直線でホーム追い風を受けて加速できるので、逃げラインを追い抜きやすくなります。
また、500バンクは最後の直線が長いですが、ホーム追い風なら先行選手が最後までラストスパートをかけることができます。
結果として、捲りラインの先行選手が捲りで1着をとりやすくなります。
ホームからバックへの横風のレース
ホームからバックへの横風のレースでは、バンクの周長に関わらず、捲りラインが少し有利です。
これは、逃げラインはバックで横風を受けて、バランスを崩しやすくなるからです。
逆に、捲りラインは、逃げラインが壁となってくれるので、横風の影響をほとんど受けずに走ることができます。
バックからホームへの横風のレース
バックからホームへの横風のレースでは、バンクの周長に関わらず、逃げラインが少し有利です。
これは、捲りラインはバックで横風を受けて、バランスを崩しやすくなるからです。
逆に、逃げラインは、捲りラインが壁となってくれるので、横風の影響をほとんど受けずに走ることができます。
風の強い日は堅めの決着が多くなる
競輪のレースでは、風向きに関わらず、風の強い日は堅めの決着が多くなります。
これは、雨の日のレースと同じように、安全重視のレースをする選手が増えるからです。
風の強い日はレーサーのバランスをとるのが難しいので、落車してしまう危険性が上がります。
すると、選手としては「落車して怪我をするのは嫌だから、今日は無理せずに走ろう」と考えるわけですね。
風の強い日のレースでは、鉄板の買い目を狙うのがおすすめです。
【競輪の天気】雨や風を確認するには?
競輪で、雨や風などの気象情報を確認するには、
- 競輪場に行く
- KEIRIN.JPの解説を聞く
- 日本気象協会のサイトを見る
の3つの方法があります。
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
競輪場に行く
気象情報を確認する方法の1つ目は、競輪場に行くことです。
まず、雨が降っているかどうかは、競輪場に行っているなら空を見上げるだけでわかります。
次に、風については、観客席を一周ぐるっとまわってみるのがおすすめです。
ホームとバックのそれぞれの位置に行って、風向きや風の強さをチェックしましょう。
競輪場によっては旗や風向計があることもあるので、これらをチェックしてみるのもおすすめです。
KEIRIN.JPの解説を聞く
気象情報を確認する方法の2つ目は、KEIRIN.JPの解説を聞くことです。
KEIRIN.JPとは、競輪の公式が運営している競輪投票サイトで、インターネット投票をしたり、ライブ中継を見たりすることができます。
ライブ中継では、本番のレース前にそのレースの解説をしていて、その解説のなかで天気や風の状況を聞くことができます。
他にも、競輪場によっては、注目選手やレース展開などの解説をしているところもあります。
競輪のレースを家で楽しむときは、ぜひKEIRIN.JPのライブ中継を見ながら予想してみてください。
日本気象協会のサイトを見る
気象情報を確認する方法の3つ目は、日本気象協会のサイトを見ることです。
こちらのサイトでは「競馬・競艇・競輪場の天気」として、競輪場の天気がまとめられています。
競輪場ごとの天気のページのURLと、風向きの見方について表にまとめました。
競輪場の名前を押すと、その競輪場の天気をチェックすることができます。
また、前橋競輪場と小倉競輪場はドーム型の競輪場で、天気の影響を受けないため、風向きの項目は「なし」としました。
競輪場 | ホーム向かい風 バック追い風 |
ホーム追い風 バック向かい風 |
ホームからバック への横風 |
バックからホーム への横風 |
---|---|---|---|---|
函館 | 南の風 | 北の風 | 西の風 | 東の風 |
青森 | 南東の風 | 北西の風 | 南西の風 | 北東の風 |
いわき平 | 北東の風 | 南西の風 | 南東の風 | 北西の風 |
弥彦 | 南の風 | 北の風 | 西の風 | 東の風 |
前橋 | なし | なし | なし | なし |
取手 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
宇都宮 | 北西の風 | 南東の風 | 北東の風 | 南西の風 |
大宮 | 東の風 | 西の風 | 南の風 | 北の風 |
西武園 | 東の風 | 西の風 | 南の風 | 北の風 |
京王閣 | 北西の風 | 南東の風 | 北東の風 | 南西の風 |
立川 | 西の風 | 東の風 | 北の風 | 南の風 |
松戸 | 北東の風 | 南西の風 | 南東の風 | 北西の風 |
千葉 | 北の風 | 南の風 | 東の風 | 西の風 |
川崎 | 西の風 | 東の風 | 北の風 | 南の風 |
平塚 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
小田原 | 東の風 | 西の風 | 南の風 | 北の風 |
伊東 | 西の風 | 東の風 | 北の風 | 南の風 |
静岡 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
名古屋 | 北西の風 | 南東の風 | 北東の風 | 南西の風 |
岐阜 | 西の風 | 東の風 | 北の風 | 南の風 |
大垣 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
豊橋 | 南の風 | 北の風 | 西の風 | 東の風 |
富山 | 東の風 | 西の風 | 南の風 | 北の風 |
松阪 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
四日市 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
福井 | 南の風 | 北の風 | 西の風 | 東の風 |
奈良 | 西の風 | 東の風 | 北の風 | 南の風 |
向井町 | 東の風 | 西の風 | 南の風 | 北の風 |
和歌山 | 北東の風 | 南西の風 | 南東の風 | 北西の風 |
岸和田 | 北西の風 | 南東の風 | 北東の風 | 南西の風 |
玉野 | 南の風 | 北の風 | 西の風 | 東の風 |
広島 | 南東の風 | 北西の風 | 南西の風 | 北東の風 |
防府 | 東の風 | 西の風 | 南の風 | 北の風 |
高松 | 東の風 | 西の風 | 南の風 | 北の風 |
小松島 | 南東の風 | 北西の風 | 南西の風 | 北東の風 |
高知 | 東の風 | 西の風 | 南の風 | 北の風 |
松山 | 北西の風 | 南東の風 | 北東の風 | 南西の風 |
小倉 | なし | なし | なし | なし |
久留米 | 南東の風 | 北西の風 | 南西の風 | 北東の風 |
武雄 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
佐世保 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
別府 | 南の風 | 北の風 | 西の風 | 東の風 |
熊本 | 南西の風 | 北東の風 | 北西の風 | 南東の風 |
日本気象協会を使えば、簡単に競輪場ごとの気象情報を確認することができます。
ただし、おおまかな気象情報しかわからないことには注意しましょう。
正確な気象情報を知りたいときは、競輪場に行くか、KEIRIN.JPの解説を聞くことをおすすめします。
【競輪の天気】まとめ
競輪の天気について、もう一度まとめると、
- 雨の日は堅めの決着が多くなる
- 雨の日は逃げが決まりやすくなる
- 雨の日は若手選手に注意
- 風の影響は風向きやバンクの周長によって変わる
- 風が強い日は堅めの決着が多くなる
- 雨や風の情報を確認する方法は「競輪場に行く」「KEIRIN.JPの解説」「日本気象協会」
の6つがポイントです。
雨や風を予想に活かせば、予想の精度を上げることができます。
とはいえ、気象情報はあくまで補助的な予想材料です。
ラインや競走得点などの基本的な予想材料で予想しつつ、雨や風などの補助的な予想材料も活かしていきましょう。
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