「競輪の出目買いってなに?」
「競輪の出目買いは稼げるの?」
「出やすい出目や出にくい出目はあるの?」
という方に向けて、この記事では競輪の出目についてまとめました。
競輪の出目買いとは、「そのレースまでの結果を予想に活かす買い方」や「出走表を見ずに数字だけで買い目を決める買い方」です。
例えば、前者は「前のレースでこなかった車番を買う」といった買い方で、後者は「自分の誕生日の車番を買う」といった買い方ですね。
2つの出目買いのうち、「出走表を見ずに数字だけで買い目を決める買い方」が稼げないのは明らかですね。
完全に運任せなので、予想の実力を活かすことができないからです。
しかし、もう一つの「そのレースまでの結果を予想に活かす買い方」が稼げるというわけでもありません。
この記事では、出目買いが稼げない理由や出やすい出目・出にくい出目について解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、競輪予想に役立ててみてください。
競輪の出目買いとは?
競輪の出目買いとは、「そのレースまでの結果を予想に活かす買い方」や「出走表を見ずに数字だけで買い目を決める買い方」です。
例えば、前者は「前のレースでこなかった車番を買う」といった買い方で、後者は「自分の誕生日の車番を買う」といった買い方ですね。
「出目」のそもそもの意味を解説した後で、この2つの出目買いについて詳しく解説していきます。
そもそも「出目」ってなに?
「出目」とは、そもそも「さいころを振って出た目」という意味です。
さいころを振って、はじめに「1」が出たら出目は「1」、その次に2が出たら出目は「1-2」ということですね。
これを競輪に当てはめると、競輪の出目はレース結果の車番の組み合わせを指すことになります。
例えば、二車単の出目なら「1-2」や「1-3」、三連単の出目なら「1-2-3」や「1-2-4」といった感じです。
出目買いは、この「出目」を重視して買い目を決める買い方ということになります。
そのレースまでの結果を予想に活かす買い方
出典:KEIRIN.JP
出目買いの分類の1つ目は、そのレースまでの結果を予想に活かす買い方です。
例えば、ある日の開催で、第1レースと第2レースのどちらも1番車が1着だったとします。
このとき、「第3レースも続けて1番車がくる」とか「第3レースはさすがに1番車はこない」などと考えるのが出目買いです。
ギャンブル特有の「流れ」を活かした買い方と言ってもいいかもしれませんね。
出走表を見ずに数字だけで買い目を決める買い方
出目買いの分類の2つ目は、出走表を見ずに数字だけで買い目を決める買い方です。
例えば、「自分の誕生日が1月23日だから三連単『1-2-3』を買う」といった感じですね。
他にも、「今日の日付」や「好きな番号」で車券を買う方もいるみたいです。
この買い方は、思わぬ買い目で的中して高配当が手に入ることもあります。
競輪の出目買いは稼げる?
結論から言えば、競輪の出目買いは稼げません。
まず、2つの出目買いのうち、「出走表を見ずに数字だけで買い目を決める買い方」が稼げないのは明らかですね。
完全に運任せなので、予想の実力を活かすことができないからです。
次に、「そのレースまでの結果を予想に活かす買い方」が稼げない理由を解説します。
例えば、トランプのゲームで、一度使用したカードは次のゲームから除外されるとしましょう。
これは、前のゲームの結果が、次のゲームに影響を与えていることになります。
一方、競輪ではレースごとに出場選手が全く違います。
そのため、前のレースの結果が次のレースの結果に影響を与えることはありません。
これが、「そのレースまでの結果を予想に活かす買い方」が稼げない理由です。
インターネット上には、「競輪は出目買いで稼げる」と主張しているブログがたまにあります。
しかし、先ほども言った通り、競輪は出目買いでは稼げません。
このような主張をしているブログは、稼げない方法を売りつけようとしている悪質ブログです。
甘い話に乗らずに、予想の勉強を一つ一つしていきましょう。
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競輪の出やすい出目と出にくい出目
競輪の出やすい出目と出にくい出目について、高松競輪場のデータを使って調べました。
本来ならば、全ての競輪場のデータを調査したかったのですが、データとしてまとめられていたのは高松競輪場だけでした。
とはいえ、4000レース以上のデータを調査した結果なので、ある程度の一般性は保証されていると考えられます。
さっそく、車番ごとの1着率、2着率、3着率を見ていきましょう。
車番 | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1番車 | 22.5% | 17.8% | 12.8% |
2番車 | 16.1% | 15.2% | 13.9% |
3番車 | 14.7% | 13.0% | 11.9% |
4番車 | 4.6% | 6.4% | 8.9% |
5番車 | 13.2% | 14.7% | 14.4% |
6番車 | 2.0% | 3.5% | 5.4% |
7番車 | 12.5% | 12.8% | 12.8% |
8番車 | 3.7% | 5.1% | 7.5% |
9番車 | 10.7% | 11.5% | 12.2% |
※集計期間:平成22年7月13日~令和2年1月13日
上の表を見ると、
- 1着率は1番車が高い
- 468番車は1着率と2着率が低い
- 3着率は差が小さい
の3つのことがわかります。
この3つについて、その理由を解説していきます。
1着率は1番車が高い
競輪では、1番車の1着率が他の車番と比べて高くなっています。
これは、出走表を作るときに、1番車に実力上位の選手を配置することが多いからです。
また、1番車は一番内側なので、スタート直後に先頭誘導員の後ろをとりやすい(Sをとりやすい)とも言われています。
しかし、実際のレースでは、Sのとりやすさと1着のとりやすさは関係ありません。
そのため、1番車の1着率が高いのは、単純に出走表が原因だと考えられます。
468番車は1着率と2着率が低い
競輪では、468番車は1着率と2着率が低くなっています。
これは、枠番ごとの強さを調整するために、468番車には実力下位の選手が配置されるからです。
4番車、6番車、8番車をまとめて「ヨーロッパ」と呼んだりもしますね。
実力下位の選手は人気薄になることも多いので、468が絡んだ車券は高配当になりやすくなっています。
3着率は差が小さい
競輪では、3着率は車番ごとの差が小さくなっています。
例えば、1番車と4番車を比べると、1着率は17.9%も差がありますが、3着率は3.9%しか差がありません。
これは、実力下位の選手でも、レース展開によっては3着に入ることができるからです。
三連単を買うときは、実力下位の選手の3着まで考えて買い目を決めましょう。
結局、出やすい出目と出にくい出目は?
先ほどの表の通り、競輪の出目は出やすい順番に「1→23579→468」ということになります。
しかし、これは車番ごとに有利・不利があるというわけではなく、出走表の組み方の問題です。
もしも、実力上位の選手が468番車にいるようなレースがあれば、そのレースは468番車が1着をとりやすいでしょう。
結局のところ、競輪予想をするときに「出やすい出目・出にくい出目」という考え方は必要ないということですね。
出目買いをするなら競艇がおすすめ
出典:ボートレース鳴門
ちなみに、出目買いをするなら競輪ではなく競艇がおすすめです。
私も詳しくは知りませんが、競艇には有利なコース・不利なコースがあるみたいですね。
もしそうなら、「今日は3コースが勝ちやすい日」みたいなことがあるのかもしれません。
興味がある方は、良かったら調べてみてください。
【競輪の出目】まとめ
競輪の出目買いについて、もう一度まとめると、
- 出目買いは稼げない
- 競輪に有利な車番・不利な車番はない
- 1番車は実力上位の選手が多いので1着率が高い
- 468番車は実力下位の選手が多いので1着率が低い
の4つがポイントです。
競輪で出目買いをする意味はありません。
それよりも、目の前のレースに集中して、しっかりと予想することが大切です。
競輪の予想方法を関連記事にまとめているので、良かったらチェックしてみてください。
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