「競輪の三連単ってなに?」
「三連単の当たる確率や平均配当が知りたい!」
「三連単の稼ぎやすい買い方を教えてほしい!」
という方に向けて、この記事では競輪の三連単についてまとめました。
三連単は、7種類の車券のなかで最も稼ぎやすい車券です。
ただし、的中の難易度も高いので、競輪予想に慣れた上級者向けの車券とも言えます。
競輪初心者が何も分からない状態で三連単を買い続けても、マイナス収支が大きくなるだけです。
この記事では、競輪初心者でも分かりやすいように、三連単の特徴や買い方について説明していきます。
一緒に三連単について勉強して、競輪勝ち組を目指しましょう。
競輪の三連単とは?
競輪の三連単とは、車番で着順も含めて1着、2着、3着を的中させる車券です。
例えば、三連単「1-2-3」は、レース結果が「1着が1番車、2着が2番車、3着が3番車」のときに的中となります。
着順も含めて的中させなければならないので、レース結果が「1着が2番車、2着が1番車、3着が3番車」のときは不的中となります。
1着、2着、3着をピタリと的中させなければならないので、競輪の7種類の車券のなかでも、的中の難易度が最も高くなっています。
その分、的中したときの払戻金が大きいので、最も稼ぎやすい車券とも言えますね。
三連単の全通りの点数は?
三連単の全通り買いの点数は、9車立なら504通り、7車立なら210通りです。
例えば、9車立の場合、1着の選び方は9通り、2着の選び方は1着の車番以外の8通り、3着の選び方は1着と2着の車番以外の7通りになります。
1着に1番車を選んだときは、2着や3着に1番車を選べないのは当たり前ですね。
組み合わせは掛け算で計算できるので、1着、2着、3着の組み合わせは「9×8×7=504通り」と計算できます。
三連単の当たる確率は?
三連単を1点買いしたときに当たる確率は、9車立なら約0.198%(1/504)、7車立なら約0.476(1/210)%です。
競輪の7種類の車券のなかでは、最も的中が難しい車券となります。
三連単を1点買いで的中させるのは不可能に近いので、基本的には同じレースで複数通りの買い目に賭けることが多いです。
例えば、9車立のレースで10点買いをすれば、当たる確率は「0.198%×10=1.98%」まで上がります。
当たる確率をどのくらいにしたいかで、買い目点数を決めるのが良いでしょう。
三連単の平均払戻金(平均配当)は?
三連単の平均払戻金(平均配当)は34,000円と言われています。
実際に、2019年9月16日の三連単の払戻金をまとめてみました。
弥彦 | 大宮 | 川崎 | 松坂 | 玉野 | 広島 | 武雄 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1レース | 23,660円 | 1,680円 | 1,220円 | 31,050円 | 70,060円 | 7,200円 | 5,490円 |
第2レース | 550円 | 5,080円 | 3,010円 | 8,680円 | 1,340円 | 196,950円 | 1,300円 |
第3レース | 3,150円 | 73,380円 | 850円 | 106,410円 | 1,230円 | 1,300円 | 1,040円 |
第4レース | 2,330円 | 2,190円 | 10,030円 | 9,070円 | 7,200円 | 2,190円 | 6,140円 |
第5レース | 23,400円 | 430円 | 41,030円 | 5,540円 | 330円 | 23,050円 | 960円 |
第6レース | 5,090円 | 370円 | 4,250円 | 11,820円 | 4,770円 | 2,770円 | 2,610円 |
第7レース | 5,580円 | 3,120円 | 390円 | 13,690円 | 320円 | 1,430円 | 1,170円 |
第8レース | なし | 6,420円 | 1,320円 | 140,560円 | なし | なし | 79,800円 |
第9レース | なし | 970円 | 1,640円 | 12,420円 | なし | なし | 144,950円 |
第10レース | なし | 1,700円 | 6,120円 | 7,030円 | なし | なし | 3,160円 |
第11レース | なし | 1,580円 | 8,190円 | 41,220円 | なし | なし | 7,420円 |
第12レース | なし | 4,340円 | 7,220円 | なし | なし | なし | 1,270円 |
※白色背景:9車立
※灰色背景:7車立
上の表から、この日の三連単の平均払戻金を計算してみると、9車立は約25,335円、7車立は13,203円となりました。
ここで注意したいのは、平均払戻金はレースが大荒れしたときの高額払戻金によって引き上げられていることです。
全ての9車立のレースで25,000円前後の払戻金が出るわけではないということですね。
実際の三連単の払戻金は、9車立なら1,000円~10,000円、7車立なら500円~5,000円が多いように感じます。
三連単の払戻金の最高額は?
三連単の払戻金の最高額は、2006年9月21日の奈良競輪場の第10レースで出た「4,760,700円」です。
このレースの結果は「8-4-5」で、三連単「8-4-5」は498番人気のオッズ「47607.0倍」でした。
三連単の全通りは504通りなので、498番人気というのはかなり人気薄の買い目だったことが分かりますね。
三連単のボックス買いの点数は?
三連単のボックス買いをするときに、「車番をいくつ選んだら、何点買いになるのか?」を表にまとめました。
選んだ車番の数 | 買い目点数 |
---|---|
3車 | 6点 |
4車 | 24点 |
5車 | 60点 |
6車 | 120点 |
7車 | 210点 |
8車 | 336点 |
9車 | 504点 |
例えば、1番車、2番車、3番車を選んだ三連単3車ボックスは、三連単「1-2-3」「1-3-2」「2-1-3」「2-3-1」「3-1-2」「3-2-1」の6点買いになります。
「1番車~3番車が3着以内に入りそうだけど、着順までは分からない」というときに便利ですね。
以上で、三連単についての簡単な説明は終了です。
三連単は的中が難しい分だけ、高額の払戻金が狙いやすいことが分かりましたね。
次は、いよいよ三連単で稼ぐためのおすすめの買い方を紹介していきます。
競輪の三連単のおすすめの買い方は?
競輪の三連単のおすすめの買い方は、「2車-4車-4車」のフォーメーション12点買いです。
この買い方は、買い目点数を絞ることで的中したときの旨味を出しています。
下の出走表は、2019年10月8日の平塚競輪場の第1レースのものです。
このレースは「319/726/845」の3分戦でした。
競走得点を見ながらライン同士の強さを比べると、「319」ラインか「726」ラインのどちらかが強そうに見えます。
今回は、先行選手の強さを重視して、「319」ラインがレースの主導権を握ると予想しましょう。
1着も「319」ラインから出ると考えると、先行選手の3番車か、番手選手の1番車が1着候補になりそうです。
次に、2着候補ですが、「319」ライン内で着順が入れ替わることを考えて、9番車は入れたいところ。
また、競走得点の高い7番車が、ラインに関係なく2着に入ってくる可能性もあります。
結論として、2着候補は、1着候補の3番車と1番車に、9番車と7番車を加えた4車としましょう。
3着候補は2着候補と同じく、3番車、1番車、9番車、7番車の4車とします。
競走得点が3番目に高い2番車も入れたいところですが、グッと我慢しましょう。
買い目点数を絞ったほうが、的中したときに稼ぎやすいからです。
これで、最終的な買い目は三連単「13-1379-1379」の12点買いとなりました。
具体的な買い目は下の表のようになっています。
1-3-7 | 3-1-7 |
1-3-9 | 3-1-9 |
1-7-3 | 3-7-1 |
1-7-9 | 3-7-9 |
1-9-3 | 3-9-1 |
1-9-7 | 3-9-7 |
買い目点数を12点に絞っているので、オッズ12倍以上が付けばプラス収支になります。
気になるレースの結果は……?
レースの結果は「1-3-9」だったので、今回の予想は見事に的中です。
三連単「1-3-9」は6番人気のオッズ「24.4倍」なので、1点当たり200円賭けていたとすると、払戻金は「200円×24.4=4,880円」となります。
車券代は「200円×12=2,400円」かかっているので、トータルの収支は「4,880-2,400=2,480円」と計算できますね。
ちなみに、4着は7番車だったので、3着と4着が入れ替わっていても的中です。
1着候補や2着候補の選び方は「予想するときに何を重視するか?」で変わってきます。
今回は「競走得点」を重視しましたが、出走表には他にも「府県」「年齢」「決まり手」「B・H・S」「勝率・2連対率・3連対率」など、色々な数値が載っています。
また、競輪場ごとに「先行選手が有利なバンク」「番手選手が有利なバンク」も存在します。
ここで説明すると長くなってしまうので省略しますが、気になる方は当サイトの関連記事をチェックしてみてください。
-
競輪の出走表のデータの見方が5分で分かる!【S・H・Bとは?】
続きを見る
-
競輪の勝ち方と予想の仕方|初心者でも稼げる車券の買い方とは?
続きを見る
競輪の三連単の1点当たりに賭ける金額は?
競輪の三連単の1点当たりに賭ける金額は「100円~500円」がおすすめです。
三連単は複数通りの買い目に賭けるのが一般的なので、1点当たりに賭ける金額が大きすぎると、1日でかなりの金額を使ってしまうことになります。
例えば、
- 1点当たりに賭ける金額は1,000円
- 1日で11レースに参加する
- 1レースにつき三連単12点買いをする
とすると、1日でかかる金額は「1,000円×12点×11レース=132,000円」と計算できます。
もちろん、的中したときは払戻金として返ってきますが、「当たるから大丈夫だろう」と考えるのは危険です。
競輪には、落車や事故などの不確定要素が付きものだからです。
特に、予想に自信のない初心者のうちは、1点当たりに賭ける金額は最小の「100円」にしておくとよいでしょう。
以上で、三連単で稼ぐためのおすすめの買い方の説明は終了です。
三連単は「2車-4車-4車」フォーメーションの12点買いで、1点当たり「100円~500円」賭けるのがおすすめという話でした。
最後に、実際に三連単を買うときのマークシートの書き方について説明していきます。
競輪の三連単のマークシートの書き方は?
競輪場には「通常のマークシート」と「フォーメーション/ボックスマークシート」の2種類があります。
この2つのうち、三連単を買うときは「フォーメーション/ボックスマークシート」を使うのがおすすめです。
三連単は複数通りの買い目に賭けることが多いので、「通常のマークシート」ではマークする箇所が多すぎて時間がかかってしまいます。
その点、「フォーメーション/ボックスマークシート」なら、複数通りの買い目にまとめて賭けることができるので、時間を短縮できます。
マークの時間が短縮できるということは、予想に時間をゆっくりと使うことができるということですね。
「フォーメーション/ボックスマークシート」のマークする箇所は、
- レース開催場所
- 賭式
- レース番号
- レース予想
- 入金額
の5カ所です。
マークするときに注意すべき箇所は「レース予想」と「入金額」です。
まず、「レース予想」には、1着、2着、3着を車番でマークしましょう。
このとき、1つの着に複数の車番をマークしても大丈夫です。
例えば、先ほどの三連単「13-1379-1379」を買うときは、1着に「1、3」、2着に「1、3、7、9」、3着に「1、3、7、9」をマークします。
弟の心配は分かりますが、合っているので安心してください。
自動発券機に入れたときに、「1-1-1」や「3-3-3」のような「現実には起こらない買い目」は自動的に省かれるようになっています。
次に、「入金額」には、「1点の金額」と「単位」をマークします。
例えば、1点当たり200円賭けたいときには、1点の金額に「2」、単位に「百円」をマークしましょう。
これで、「レース予想」で選んだ全ての買い目に、1点当たり200円賭けることになります。
車券代の合計は「入金額×買い目点数」で計算できますね。
以上で、三連単のマークシートの書き方の説明は終了です。
競輪場によっては、「フォーメーション/ボックスマークシート」の代わりに、「ながし/ボックスマークシート」が置いてあることもあります。
「ながし/ボックスマークシート」は、「フォーメーション/ボックスマークシート」と違い、1つの着を1点のみしか選べません。
そのため、フォーメーションを買うときは複数の「ながし/ボックスマークシート」を使って買いましょう。
最後に、この記事の内容を簡単におさらいしていきます。
競輪の三連単のおさらい
競輪の三連単について、もう一度まとめると、
- 車番で着順も含めて1着、2着、3着を的中させる車券
- 7種類の車券のなかで、最も的中が難しい車券
- 7種類の車券のなかで、最も稼ぎやすい車券
- 買い方は「2車-4車-4車」のフォーメーションがおすすめ
- 1点当たりに賭ける金額は「100円~500円」がおすすめ
- 「フォーメーション/ボックスマークシート」を使うと簡単に投票できる
の6つがポイントです。
競輪の三連単は、練習すれば最も稼ぎやすい車券です。
この記事で読んだことを活かして、明日からさっそく試してみてください。
おすすめの関連記事