現在、世間は「コロナウイルス」の話題でいっぱいですね。
その影響を受けて、競輪では多くのレースが中止になっています。
しかし、一部のレースは現在でも開催されていて、インターネット投票を使えば車券を買うこともできます。
この記事では、競輪へのコロナウイルスの影響をまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
コロナについての公式サイトの発表は?
競輪の公式サイト「KEIRIN.JP」は、コロナの拡大を受けて、
- レースを無観客開催で行う
- 場外車券売場の営業を中止
- 車券の払戻有効期限を延長
の3つのお知らせを出しました。
特に大切なのは、レースを無観客開催で行うことですね。
3つのお知らせについて、順番に解説していきます。
レースを無観客開催で行う
KEIRIN.JPは、「無観客開催」でレースを開催することを発表しました。
無観客開催とは、一般の競輪ファンを競輪場に入れずに、お客さんがいない状態でレースを開催することです。
元々、ミッドナイト競輪は無観客開催でしたが、他のレースも同じようにするということですね。
また、「いつまで無観客開催なのか?」は、この記事を書いている時点(4月23日時点)では発表されていません。
しばらくの間は、インターネット投票やライブ中継で競輪を楽しんでいきましょう。
場外車券売場の営業を中止
出典:サテライト中州
無観客開催に合わせて、場外車券売場の営業も中止されました。
これで、紙の車券を買える場所が完全になくなったわけですね。
また、無観客開催の継続と同じように、営業を再開する時期は発表されていません。
「車券を買いたい!」という方は、インターネット投票を利用しましょう。
車券の払戻有効期限を延長
本来、車券には「60日」の払戻有効期限があります。
何か事情があってその日のうちに払い戻しできなくても、後日に改めて払い戻しできるわけですね。
しかし、現在は、競輪場や場外車券売場に入場できないので、払戻有効期限が切れてしまう可能性があります。
これに対して、競輪の公式サイトは「払戻有効期限を延長する」という発表をしました。
もしも、まだ払い戻しをしていない車券を持っている方は、なくさないように大切に保管しておきましょう。
競輪の公式サイトは、コロナの拡大を抑えるために「無観客開催」でレースを行うことを決定しました。
しかし、その後もコロナの感染者数や死者数は増え続け、4月2日には競輪のレースが初めて中止されました。
そして、この記事を書いている時点(4月23日時点)では、ほとんどのレースが中止されている状況です。
ここからは、競輪のレースの開催と中止について解説していきます。
レースの開催・中止はどこでわかる?
出典:KEIRIN.JP
その日にどのレースが開催されているのかは、KEIRIN.JPのトップページで確認できます。
トップページの「開催情報」で、「中止」と書かれているレースが中止になったレースです。
例えば、上のイラストでは、四日市、和歌山、川崎、奈良、高知のレースが中止になっていることがわかります。
逆に、武雄は「中止」と書かれていないので、レースが開催されていることになります。
また、日付のタブを「明日」に切り替えれば、明日の開催予定を見ることもできます。
明後日以降に開催されるレースは、KEIRIN.JPの「開催日程」と「4月8日からの開催中止について」を見比べればわかります。
まずは、「開催日程」で、明日以降の開催予定のレースを確認します。
次に、「4月8日からの開催中止について」で、中止が決定しているレースをチェックします。
最後に、開催予定のレースから中止が決定しているレースを除けば、明日以降に開催されるレースがわかります。
少し手間がかかるので、とりあえずは「今日」と「明日」の開催予定だけ確認しておけばいいかもしれませんね。
どのくらいのレースが中止になっている?
競輪のレースは、普段は1日当たり6場~9場で開催されています。
しかし、現在はレースを中止にする競輪場が増えていて、1日当たり1場~2場の開催まで減ってしまっています。
さらに、日によっては開催予定のレースが全て中止になり、レースが行われない日もあります。
コロナのことを考えると仕方ないことですが、少し寂しく感じてしまいますね。
また、中止になったレースを調べてみても、中止にする基準のようなものはなさそうでした。
開催時間(デイ、ナイター、ミッドナイトなど)やグレード(F2、F1、G3など)に関係なく、競輪場の運営者が中止と決めたら中止になるみたいです。
例えば、平塚や西武園では、周年記念のG3競走が中止になっています。
記念レースも中止にしなければいけないほど、コロナの影響は大きくなっているということですね。
開催予定の注目レースは?
出典:KEIRIN.JP
この記事を書いている時点(4月23日時点)で開催予定の注目レースは、5月5日から静岡で開催されるG1「日本選手権」です。
静岡競輪場は、4月17日~4月19日にF2競走を開催しました。
レースを中止にする競輪場が増えてきているなかで、通常通りにレースを開催したのは「日本選手権を開催する!」という気持ちの表れかもしれません。
ここで、日本競輪選手会静岡支部長の「黒田直記」さんは、
やってもやらなくても批判は出るでしょう。でも、やらなければ守れないものがある。試算したところ、無観客で開催すれば赤字になると出た。でも、もし赤字になったとしても、その経験はきっと来年のグランプリにつながります。
山口幸二さん(日刊スポーツ評論家)もコラムで語っていたけれど、そもそも競輪は戦後復興の役目を担って立ち上がったもの。東北や熊本の震災の後でも役割はあった。今回だって開催することに大義はあるはず。このまま中止の連鎖で業界全体が衰退するのを見てはいられません。
出典:日刊スポーツ
とコメントしています。
「日本選手権を開催するぞ!」という強い気持ちが伝わってきますね。
たしかに、コロナのことを考えると、開催が正しいことなのかどうかは難しいところです。
しかし、一人の競輪ファンとしては、日本選手権を開催して、無事に終了することを願っています。
4/27追記
この記事を公開した翌日(4月24日)に「日本選手権」の中止が発表されました。
G1競走ほどのビッグレースでは参加選手や関係者の移動が多く、コロナの拡大の原因になるかもしれないと考えたみたいです。
「日本選手権」が中止になるなら、今後は中止になるレースがさらに増えてくる可能性があります。
最悪の場合、全てのレースが中止になってしまうかもしれませんね。
無観客開催でもレースを楽しむには?
現在、競輪のレースは無観客開催となっていて、競輪場や場外車券売場で車券を買うことはできません。
また、競輪場に入場できないので、生のレースを観戦することもできません。
しかし、スマホやパソコンがあれば、インターネット投票やライブ中継で競輪を楽しむことができます。
この2つの方法について解説していくので、ぜひ覚えていってください。
競輪投票サイトでインターネット投票する
インターネット投票とは、スマホやパソコンを使って、競輪投票サイトで車券を買うことです。
競輪投票サイトにはいくつかの種類がありますが、インターネット投票が初めての方には「KEIRIN.JP」がおすすめです。
KEIRIN.JPは、競輪の公式が運営しているサイトで、シンプルで使いやすいことがメリットです。
利用するための登録費や年会費はかかりませんし、投票に手数料などがかかることもありません。
詳しい使い方は関連記事にまとめているので、良かったら読んでみてください。
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競輪JPをスマホやPCで使うには?アプリやライブも簡単解説!
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ライブ中継でレースを観戦する
先ほど解説した「KEIRIN.JP」はレースのライブ中継も行っています。
観戦したいレースを選ぶだけで、すぐにライブ中継が始まるのでとても便利です。
もちろん、ライブ中継を見るのに手数料などはかかりません。
また、レースによっては「YouTube」や「ニコニコ生放送」でライブ中継を行っていることもあります。
「普段から使っているサイトでレースを見たい!」という方は、こちらを使ってみてもいいかもしれませんね。
コロナの影響で予想や買い方は変わる?
現在、競輪では、コロナの影響でほとんどのレースが中止になっています。
さらに、レースが行われるときも無観客開催で、車券はインターネット投票でしか買うことができません。
このように普段とは違う状況になると、「予想や買い方を変えたほうがいいかも?」と思うかもしれません。
しかし、私は「予想も買い方も普段と変えなくてOK」だと考えています。
ここからは、その理由を解説していきます。
予想は変えなくてOK
現在の状況でも、私は「予想は普段と変えなくてもOK」だと考えています。
なぜなら、レースをする選手に変化がないからです。
例えば、「コロナの影響で、出場するのが地元選手ばかり」といった状況になれば、普段とは違う予想をしなければいけません。
しかし、今のところ、出場選手にこのような偏りはなさそうです。
また、「観客がいないから手を抜こう」と考える選手もいないでしょう。
むしろ、「プレッシャーが少ない分だけ、自由に走れる」と考える選手がいるかもしれません。
ただ、選手がどう思っているのかわからない以上は、選手の気持ちを予想に活かすのは難しいでしょう。
結局、私たちは普段通りに予想するしかないわけですね。
買い方も変えなくてOK
予想と同じように、私は「買い方も普段と変えなくてもOK」だと考えています。
なぜなら、レースごとの売上が大きく減っているわけではないからです。
例えば、「コロナの影響で、レースの売上が普段の50%」といった状況になれば、買い方を変えなければいけません。
売上が少なすぎると、賭け金を大きくしたときにオッズが下がりやすいからです。
しかし、今のところ、レースの売上は普段の70%~80%くらいまでしか下がっていません。
おそらく、ほとんどのレースが中止となっていることで、1つのレースに売上が集中していることが原因でしょう。
ただし、今後はコロナが落ち着いて、中止されるレースが減ってくる可能性もあります。
そうなると、売上が分散して、レースの売上が普段の50%になってしまうこともあるかもしれません。
現在は「買い方は変えなくてもOK」ですが、今後の状況によっては「賭ける金額を普段よりも減らす」といった戦略が必要になってくるかもしれませんね。
競輪のコロナに関するニュース
競輪のコロナに関するニュースで、私が気になったものをいくつか紹介します。
良かったらチェックしてみてください。
元選手「井上茂徳」さんがコロナに感染
4月8日に、元選手「井上茂徳」さんがコロナに感染したというニュースがありました。(参考:日刊スポーツ)。
「井上茂徳」さんは、KEIRINグランプリの優勝経験が3回もある有名選手です。
現役時代は、落車や失格を恐れずに激しい競りをするレーススタイルで、「鬼脚」の異名で恐れられていました。
引退後は、競輪解説者として活躍しています。
競輪界を支えた選手の一人なので、早く元気になってほしいですね。
選手の親族がコロナに感染
4月3日に、選手の親族がコロナに感染したというニュースがありました(参考:日刊スポーツ)。
これを受けて、その選手が出場する予定だったレースは中止になりました。
また、その後の検査で、選手本人はコロナに感染していないことがわかったみたいです。
競輪のレースの開催中は、選手は選手宿舎で他の選手と一緒に過ごすことになります。
選手同士で感染が拡大しないように、今後もこのような迅速な対応をしてくれると嬉しいですね。
【競輪のコロナ】まとめ
競輪のコロナについて、もう一度まとめると、
- しばらくの間、レースは無観客開催で行われる
- しばらくの間、場外車券売場も営業を中止
- レースの開催・中止はKEIRIN.JPでチェック
- 予想や買い方は普段通りでOK
の4つがポイントです。
現在はコロナの影響でレースが無観客開催になっていて、競輪場で車券を買ったり、レースを観戦したりすることはできません。
その間は「KEIRIN.JP」のインターネット投票やライブ中継を使って、家で競輪を楽しみましょう。
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