「競輪の468ってなに?」
「468はどのくらいの確率で出る?」
「468車券を買ったら稼げる?」
という方に向けて、この記事では競輪の468(ヨーロッパ)についてまとめました。
468(ヨーロッパ)とは、9車立のレースの4番車、6番車、8番車のことです。
競輪では、競走得点の低い選手を4番車、6番車、8番車にすることが多いため、468を含めた買い目は高いオッズが付きやすくなります。
しかし、競走得点が低いということは、車券に絡む確率も低いということです。
この記事では、468が1着、2着、3着をとる確率を計算して、おすすめの買い方を解説していきます。
ぜひ最後まで読んで、競輪勝ち組を目指しましょう。
競輪の468(ヨーロッパ)とは?
競輪の468(ヨーロッパ)とは、9車立のレースの4番車、6番車、8番車のことです。
これは、9車立のレース特有の言い方で、7車立のレースには使いません。
また、一般的に、468車券というと「4番車、6番車、8番車のどれかが3着以内に入る車券」を指します。
例えば、三連単「4-1-2」や三連単「1-4-2」などは468車券です。
「4番車、6番車、8番車が1着~3着を独占した車券」という意味ではないので覚えておいてください。
競輪の468(ヨーロッパ)が高配当になる理由は?
出典:KEIRIN.JP
競輪では、車番を決めるときに、競走得点の低い選手が4番車、6番車、8番車になるように決めます。
「競走得点の低い選手=実力下位の選手」というイメージがあるので、468車券は不人気になりやすく、高配当になりやすいわけですね。
また、競走得点の低い選手を4番車、6番車、8番車にしているのは、二枠単や二枠複の車券があるからです。
二枠単とは・・・1着、2着の枠番を着順も含めて的中させる車券。
二枠複とは・・・1着、2着の枠番を着順に関わらず的中させる車券。
枠番は車番ごとに付けられた番号で、振り分けは下の表のようになっています。
枠番 | 車番 |
---|---|
1枠 | 1番車 |
2枠 | 2番車 |
3枠 | 3番車 |
4枠 | 4番車、5番車 |
5枠 | 6番車、7番車 |
6枠 | 8番車、9番車 |
このように、1枠~3枠には1つの車番が、4枠~6枠には2つの車番が振り分けられます。
そのため、選手の実力が同じなら、4枠~6枠は1枠~3枠よりも当たりやすくなりますね。
しかし、明らかに当たりやすい枠番があるのは、ギャンブルとして面白くありません。
そこで、4番車、6番車、8番車に競走得点の低い選手を入れることで、1枠~6枠の当たりやすさが同じになるように調整しているわけです。
競輪の468(ヨーロッパ)はどのくらいの確率で出る?
競輪の468車券は、競走得点の低い選手を狙っているため、当たる確率が低くなります。
では、468は他の車番と比べて、実際にどのくらい出にくいのでしょうか?
気になって調べてみたのですが、競輪の公式サイトでは「車番別の1着率、2着率、3着率」のデータを見つけることができませんでした。
そこで、今回は高松競輪場の過去データを使って「車番別の1着率、2着率、3着率」を計算しました。
車番 | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
---|---|---|---|
1番車 | 22.5% | 17.8% | 12.8% |
2番車 | 16.1% | 15.2% | 13.9% |
3番車 | 14.7% | 13.0% | 11.9% |
4番車 | 4.6% | 6.4% | 8.9% |
5番車 | 13.2% | 14.7% | 14.4% |
6番車 | 2.0% | 3.5% | 5.4% |
7番車 | 12.5% | 12.8% | 12.8% |
8番車 | 3.7% | 5.1% | 7.5% |
9番車 | 10.7% | 11.5% | 12.2% |
参考レース数:4112レース
参考データ:高松競輪場の過去データ
上の表から、
- 468の1着率は他の車番と比べて1/5くらい
- 468の2着率は他の車番と比べて1/3くらい
- 468の3着率は他の車番と比べて1/2くらい
ということがわかります。
今回は高松競輪場のデータで検証しましたが、他の競輪場でも同じような傾向になると考えられます。
468は「1着、2着、3着が全て同じように出にくい」というわけではなく、「1着はほとんど出ないけど、3着はわりと出る」というイメージなんですね。
このイメージを覚えておいて、買い目を決めるときの参考にしてみてください。
競輪の468(ヨーロッパ)は買うべき?
私は「468だからと言って、何も考えずに車券から外すのは危険」だと考えています。
特に、468の3着率は他の車番と比べて大きく変わりません。
そのため、「468はどうせ4着以下だろう」と考えていると、痛い目を見ることがあります。
競走得点、決まり手、勝率・2連対率・3連対率などを見たときに「468だけど3着ならありえるかも?」と思ったら、3着は総流しで買うのがおすすめです。
買い目点数は増えますが、468が3着に入ったときに高配当を手に入れることができます。
逆に、468の1着率は他の車番と比べてかなり低くなっています。
そのため、468の1着は基本的には考えなくても大丈夫です。
ただし、S級レース、A級初日特選、決勝戦などでは、468の1着も考えたほうがいいことがあります。
これらのレースは選手のレベルが高いため、468にも勝てる可能性のある選手が入っているからです。
結局のところ、「468だから買う」「468だから買わない」と言って車番にこだわるのではなく、出走表の数値を見ながらきちんと予想することが大切なのです。
【競輪の468(ヨーロッパ)】まとめ
競輪の468(ヨーロッパ)について、もう一度まとめると、
- 468とは、4番車、6番車、8番車のこと
- 468は競走得点が低いから、高配当になりやすい
- 468の1着はほとんど出ないが、3着はわりと出る
- 468だからと言って、何も考えずに車券から外すのは危険
の4つがポイントです。
468車券には競走得点が低い選手が絡みますが、選手の強さは競走得点だけでは決まりません。
他にも、決まり手、B・H・S、勝率、2連率、3連率などの色々な要素があります。
また、レース展開によって、弱い選手が強い選手に勝つことだってあるのです。
「468をとにかく買う」とか「468だから買わない」などと言っているうちは、競輪で勝つことは難しいでしょう。
競輪で勝つためには、出走表のデータを一つ一つ考えて、しっかりと予想していくことが大切です。
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