「競輪場って初めてでも楽しめる?」
「競輪場に行くときの持ち物や予算は?」
「実際に着いてからは何をすればいいの?」
という方に向けて、この記事では競輪場についての基礎知識をまとめました。
競輪場は、少しの知識があれば、初めての方でも楽しむことができます。
しかし、全く何も知らない状態で行くと、せっかくの休日を棒に振ってしまう可能性が出てきます。
例えば、野球観戦をするのに「ストライクとボールの違い」や「3アウトでチェンジになること」を知らないとあんまり楽しめませんよね。
また、持ち物や予算が分からないと、遊びに出かける準備をすることもできません。
「せっかく遊びに行ったのに、お金が足りなくて楽しめなかった」というのは、少し悲しいです。
この記事では、競輪場に初めて行く方が「初めての競輪場を120%楽しめる方法」を紹介していきます。
ぜひ最後まで読んで、競輪場での1日を楽しいものにしてみてください。
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【初めての競輪入門】初心者でも10分でわかる!最低限の知識とは?
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競輪場は初めてでも楽しめる?
競輪場に初めて行く前に、まず知りたいことは「競輪場は初めてでも楽しめるかどうか?」ということだと思います。
私の結論としては「最低限の知識があれば楽しむことができる」です。
ここで言う最低限の知識とは、
- なんとなくのルール
- だいたいのレースの流れ
- 車券の買い方
などのことですね。
例えば、「競輪はラインというチームを組んで走る」とか「車券はマークシートを使って買うことができる」とかは知っておきたい知識です。
逆に、「三連単の当て方」や「どの選手が強いのか」などは知らなくても、競輪のレースを楽しむことはできます。
私が初めて行った競輪場は、福岡県の久留米競輪場でした。
簡単なルールやレースの流れと、車券の買い方だけを覚えて、一人で競輪場に向かいました。
まず、第1レースは車券を買わずに観戦。
第2レースからは出走表やオッズを見ながら、強そうな選手を見つけて車券を買ってみました(下の写真は第8レースで買った車券)。
その日は当たったり、外れたりを繰り返しながら、最終的にはプラス1,000円くらいで終わることができました。
ビギナーズラックってやつですね。
車券が当たったのはもちろん嬉しかったですが、レースを観戦するのもかなり楽しかったです。
自分が買った車券の選手は、思わず応援しちゃったりとか。
食堂で食べたご飯も安くて美味しく大満足でした。
こんな感じで、競輪場は競輪初心者でも十分楽しむことができる場所なんです。
ただし、何度も言うようですが、最低限の知識は必要です。
もしも「ラインってなに?」「車券ってどうやって買うの?」という疑問を持っているのでしたら、下の関連記事をチェックしてみてください。
競輪について全く知らない方でも、基礎知識が約10分でわかるように解説してあります。
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【初めての競輪入門】初心者でも10分でわかる!最低限の知識とは?
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ここから先は、競輪についての基礎知識が分かったうえで、「さっそく、競輪場に行ってみよう!」という方に向けた内容になっています。
ぜひ最後まで読んで、競輪場に行くときのイメージをつかんでみてください。
競輪場に行くときの持ち物や予算は?
まずは、競輪場に行くときの持ち物と予算についてまとめました。
結論から言えば、
- 持ち物はスマホと財布だけでOK
- 予算は3,000円~5,000円で遊べる
ということになります。
詳しく説明していきますね。
持ち物はスマホと財布だけでOK
競輪場に行くときの持ち物は、基本的にはスマホと財布だけでオッケーです。
レースを予想するための出走表や、マークシートを書くための鉛筆は現地で無料で配られています。
また、売店やレストランもあるので、食べ物や飲み物も現地で調達することができます。
ただし、夏場の昼のレースを観戦するときなどは、日焼け止めやタオルなどを持っていったほうがいいかもしれません。
競輪場によっては、スタンド(観戦席)に屋根が付いていなかったり、太陽の角度によって直射日光が当たったりするからです。
屋内のモニターで見るのもいいですが、せっかく競輪場に行くなら生のレースを観戦したいですよね。
日差し対策をして、熱いレースを目の前で観戦しちゃいましょう。
予算は3,000~5,000円で遊べる
競輪場は、3,000~5,000円くらい持って行けば、十分に遊ぶことができます。
内訳としては、
- 入場料:50~100円
- 車券代:1,000~4,000円
- 食事代:500~1,000円
といった感じですね。
まず、競輪場の入場料はどこでもだいたい50~100円です。
安くてびっくりしますよね。
私も初めて行ったときは「たったの50円?」と驚きました。
次に、車券代が1,000~4,000円です。
車券は自分の好きな金額で買うことができて、最も低い賭け金は100円です。
競輪は1日12レース行われることが多いので、1レース100円なら合計1,200円、1レース300円なら合計3,600円が必要ということになります。
また、FXなどとは違って、競輪は賭けた金額以上に損することはありません。
なので、その日の予算を決めておけば、その予算内で十分に遊ぶことができます。
最後に、食事代が500~1,000円です。
競輪場にある食堂やレストランは、大衆食堂のようなイメージで、丼ものや定食、麺類などを販売しています。
価格は良心的で、定食なら600~800円、丼ものや麺類なら500~700円で食べることができます。
また、小腹が空いたときなどは、煮物やおでんを100~200円でばら売りしていたりもしますよ。
これで、競輪場に持って行くものについては分かったかと思います。
次に、「どうやって競輪場に行くのか?」について見ていきましょう。
競輪場への行き方は?
競輪場は、駅や商店街などがある街の中心から、少し離れた場所にあることが多いです。
おそらく、バンク(コース)やスタンド(観覧席)を作るのには、広い土地が必要だからでしょう。
そのため、競輪場に行くための主な交通手段は「車」か「公共交通機関」になります。
この2つの方法で行くときの注意点をまとめました。
車なら無料駐車場を使おう
競輪場には、無料駐車場が併設されていることが多いです。
ただし、「常に無料の駐車場」と「条件を満たせば無料になる駐車場」の2種類があるので注意してください。
条件を満たせば無料になる駐車場は、車券を1,000円以上買ったり、有料指定席を利用したりすると無料になります。
詳しくは、自分が行く予定の競輪場の公式HPで確認してみてください。
また、帰る前にサービスカウンターで無料処理をしてもらうのを忘れないようにしましょう。
電車なら無料送迎バスを使おう
最寄駅から徒歩で行くのが難しい競輪場は、駅から無料送迎バスや無料タクシーが出ていることがあります。
無料送迎バスは、第1レースに間に合うように最寄駅から出発して、競輪場まで乗せていってくれます。
帰りは、その日の最終レース終了後に、競輪場から最寄り駅までの無料送迎バスを利用することができます。
無料送迎バスは無料で利用できるのはいいのですが、少し時間にルーズなところがあるのが欠点です。
バスの出発時刻の5分前くらいに乗り場に着いておかないと、置いて行かれることがあるので注意してください。
さて、これでお得に競輪場に行く方法は伝わったと思います。
次は、いよいよ「競輪場に着いてからどうすればいいのか?」の説明をしていきます。
競輪場に着いたら何をすればいいの?
競輪場に行くのが初めての方は、実際に現地に着いたら、競輪場のあまりの広さにびっくりすると思います。
そして「どこに行けばいいの?」となってしまうことでしょう。
もちろん、あなたの好きなように見てまわってもらっても大丈夫ですが、できるなら時間を有効活用したいですよね。
そこで、ここからは私のおすすめの順路を紹介していきます。
実際の競輪場の写真付きで紹介するので、競輪場に行くイメージを持ってもらえたら嬉しいです。
入場料を払って入場
競輪場に着いたら、まずは入場ゲートを通りましょう。
駅の改札のような機械に、入場料を現金で入れます。
例えば、入場料が100円なら100円玉を直接入れるということですね。
場所によっては、入場料が無料でそのまま通れることもあります。
入口付近で出走表を手に入れる
入場ゲートを通ったら、すぐ近くに出走表置き場があります。
出走表は、その日のレースの番組(誰がどのレースに出走するのか)が書かれているプログラムです。
車券を買うために必要な道具なので、必ず手に入れておきましょう。
まずは1レース観戦する
競輪場に着いてから1回目のレースは観戦するのがおすすめです。
いきなり予想をしたり、車券を買ったりするのはバタバタしてしまいますからね。
出走表にレースの発走時間が書かれているので、時間に間に合うようにスタンド(観戦席)に出ましょう。
ちなみに、競輪場のスタンドから見える風景はこんな感じです。
選手がレースをするのは、上の写真の手前側の茶色い地面の部分です。
かなり近くで見ることができるので、思わず熱くなっちゃいますね。
2レース目からは車券を買ってみる
レースを一度観戦したら、次は車券を買ってみましょう。
強い選手や勝てそうな選手がよくわからなくても、とりあえず100円で適当に買ってみるのがおすすめです。
車券を買ったレースと、車券を買っていないレースでは、レースを見るときの真剣さが変わります。
競輪場で車券を買うときは専用のマークシートを使います。
マークシート置き場にマークシートと鉛筆が置いてあるので、自分が買いたいレースや番号をマークしましょう。
マークシートが記入できたら、自動発券機に現金とマークシートを入れます。
「現金→マークシート」の順番で入れないとエラーになるので注意してください。
ちなみに、どの車券を買ったらいいのかが本当に何も分からなければ、モニターを見てオッズが低い車券を買うのがおすすめです。
オッズが低いということは、人気がある(=当たりそうな)買い目ということだからです。
例えば、上の写真では、三連単「4-3-5」の「29.1倍」が最も低いオッズになります。
本当は3つモニターが並んでいるので、3つのモニターを見比べながら選んでください。
また、オッズ「0.0」と表示されているのは、車券の売上が0円の買い目です。
人気がありすぎて「0.0倍」になっているわけではないので、買わないようにしましょう。
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競輪の買い方は?車券の種類と初心者におすすめの賭け方を解説!
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慣れてきたら予想してみる
「車券を買う→レースを観戦する」を何度か繰り返して慣れてきたら、本格的にレースの予想をしてみましょう。
競輪初心者におすすめの予想方法は、
- モニターでラインを確認する
- 競走得点を見ながら強そうなラインを探す
- 強そうなラインから2名の選手を選ぶ
- 「ワイド」の車券を買う
の4ステップです。
「ワイド」は選んだ2車が3着以内に入っていれば的中となる車券で、競輪の車券のなかでは最も的中が狙いやすい車券です。
払戻金はあまり高くはなりませんが、まずは初的中を目指して頑張ってみてください。
自分の予想した買い目が当たったときは、思わずガッツポーズしたくなりますよ。
的中したら払戻金を受け取ろう
買った車券が的中したら、払戻金を受け取ることができます。
受け取る方法は、的中した車券を自動払戻機に入れるだけです。
うまく的中が続けば、その日の収支がプラスになるかもしれません。
お腹が空いたら食堂・レストランでグルメを楽しむ
レースの予想や観戦に疲れたり、お腹が空いたときは食堂やレストランを利用しましょう。
上の写真は、久留米競輪場の食堂のメニューです。
簡単にメニューを紹介すると、
- 定食系:600~650円
- 麺類 :400~700円
- 丼もの:600~800円
といった感じですね。
実際に私も利用してみましたが、けっこうなボリュームのご飯が出てきます。
また、ビールやおつまみも売っているので、「飲みながらギャンブルがしたい」という方も満足できるでしょう。
競輪場の食堂・レストランはコスパが良いのでおすすめです。
競輪場には楽しみがいっぱい
競輪場には、ここまでで紹介した「レース観戦」「予想や車券の購入」「食堂・レストランでの食事」以外にも、
- 競輪初心者へのガイドツアー
- 地元選手のインタビュー
- 競輪場の施設案内
- フリーマーケット
- お笑いショー
- グルメツアー
など、色々なイベントが行われています。
特に、レースのグレードの高いGP、G1、G2、G3では多くのイベントが開催されています。
競輪場に行く前にチェックしてみると、現地に行ったときの楽しみが増えるかもしれませんね。
これで、競輪場に着いてからの流れの説明は終了です。
ここからは、競輪場に関するよくある質問のコーナーになっていますので、良かったら読んでみてください。
競輪場についてのよくある質問
競輪場についてのよくある質問をまとめました。
競輪場の客層は?若者はいる?
競輪場のお客さんは、40~50代の男性が多いです。
なんと言いますか、イメージ通りって感じですね。
ただ、20~30代の若い方や、子供連れの家族もときどき見かけます。
若い方が行っても悪目立ちはしないので、安心して大丈夫だと思いますよ。
競輪場のお客さんはガラ悪い?怖い?
今の競輪場にいる方は、怖くないし、純粋に競輪を楽しんでいる方が多いです。
一昔前は、自分の買った車券の選手が負けると、怒声やヤジが飛ぶのが日常茶飯事だったそうですが、現在ではそういったことも少なくなってきています。
そもそも、競輪場には警備員さんがたくさんいるので、どんなにガラが悪くても絡んだりはできません。
むしろ、最近では、初心者に親切に教えてくれる方もいるくらいですよ。
競輪場に初めて行くときのポイントのおさらい
最後に、もう一度、競輪場に初めて行くときのポイントをおさらいしましょう。
重要なポイントだけをまとめると、
- 持ち物はスマホと財布
- 予算は3,000~5,000円
- 車で行くなら無料駐車場をチェック
- 電車で行くなら無料バス・無料タクシーをチェック
- 100円賭けるだけでレースを真剣に見られる
- 食堂・レストランのご飯はコスパ◎
ということになります。
これで、競輪場に行く準備はバッチリです。
さっそく、レースの日程を調べて、競輪のレース観戦に行きましょう。
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